男のヘアケア/抜け毛・薄毛の改善

年末年始こそ実践すべし!「空腹力」による発毛促進(2ページ目)

忘年会や新年会で食べ過ぎ、飲み過ぎが増えがちなこれからの季節。もちろん、抜け毛・薄毛予防の観点から見れば、できるだけ避けたいことです。そこで提案したいのが「空腹状態」。食べ物がなくなった胃の中でつくられる、ある物質を使って動物実験をしたところ、全身で抜け毛・薄毛予防に効果があるIGF-1が増加したという結果が報告されたのです。

執筆者:All About 編集部


空腹時間の長さに比例して、IGF-1が増える可能性も増大

髪の毛イメージ

空腹状態が長引くほど、発毛促進の可能性は上がる

グレリンを動物に投与したところ、海馬(記憶や空間学習能力に関わる脳の器官)を含む、全身でIGF-1が増加したことが確認されました。あわせて、学習能力が向上することも判明。

動物が「飢え」を自覚し、食べ物を摂取して生存していくためにグレリンの作用は極めて重要で、グレリンは、IGF-1を増やすことで海馬を活性化し、記憶力や学習能力を高め、食べ物探しに貢献していることも推測できます。

やや難しい話になってしまいましたが、ポイントは、空腹時間に比例して知覚神経を刺激する時間も長くなり、ひいてはIGF-1が増え、抜け毛・薄毛予防、育毛・発毛を促す可能性が高くなるということなのです。

お腹が発する「グ~~ッ」は薄毛男性の福音に

唐芥子イメージ

トウガラシが知覚神経を刺激するといっても、断食明けは刺激が強すぎるのでNG!

とはいえ、それほど長い空腹状態を続けられるわけでもありません。では、どうするか? 私のオススメは、忘年会、新年会などで食べ過ぎ、飲み過ぎたな~と自覚した翌日のプチ断食。

朝だけ抜く、あるいは朝、昼と二食抜く半日断食などの方法がありますが、脱水を防ぐために水、お茶などは必ず飲んでください。個人差はありますが、1日に1~2リットル程度が目安です。

そして、断食明けは、野菜ジュース、おかゆなどを摂るようにしてください。温かいおかゆも、IGF-1を増やしやすく、味付けは薄味にして、ゆっくり時間をかけ、少しずつ食べることがポイントです。

慣れてくれば、食べ過ぎ、飲み過ぎた翌日でなくても断食に挑戦し、空腹状態をつくってみてもいいでしょう。

お腹が減った時の「グ~~ッ」は、まさにあなたにとっての福音。そう思えば、空腹もまた楽しい時間になりそうです。
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