肌の初期老化のサイン
最初に出やすいのが「シミ」。次に目まわり、口まわりなどの「小ジワ」。その他肌全体のくすみ、たるみ、ハリの低下なども初期老化のサインです。加齢はもちろん、紫外線、乾燥、ストレスなどの影響により「肌本来がもつ力」が低下することで起こります。
よって、エイジングを防ぐには「肌本来がもつ機能を高める」ことが大切です。
では具体的にどのようなケアをしたらよいかお伝えしましょう。
エイジングのサインに気付いたら、すぐにケアを始めて
エイジングを防ぐケア
1:バリア機能の強化肌は本来、皮脂膜によってバリア機能が保たれています。その機能が衰えてくると、乾燥による様々な肌トラブルが起こります。まずは角質層の水分、油分のバランスを整える「保湿ケア」が大切です。肌のNMF、細胞間脂質を補うため、ヒアルロン酸やセラミドなどの成分を積極的に取り入れましょう。
2: 肌の抵抗力の強化
外的刺激から肌を守り、活性酸素の発生を防ぐケア=「抗酸化ケア」も大切です。
αリポ酸やコエンザイムQ10などが代表的な抗酸化成分です。
3: 真皮層へのアプローチ
真皮層は肌の一番下で肌のハリ・弾力を保っています。コラーゲン、エラスチンといった肌のハリや弾力を司る成分が加齢によって減少すると、シワ、たるみ、ゆるみ毛穴などエイジングのサインが進行します。これを補うケアとして、ヒアルロン酸、コラーゲンなどの成分はもちろん、ターンオーバーを促進し、細胞増殖を促す成分としてレチノール、GF、植物幹細胞なども最近注目のアンチエイジング成分です。
正しいケアでアンチエイジング!
スキンチェッカーで肌診断
エイジングのサインが現れたらまずは自分の肌状態を詳しく知ることも大切です。一般にスキンチェッカーといわれている機械は、水分や油分、弾力、メラニン量を測定できる物など様々な種類があります。それらを統合して診断する肌年齢は、その年代の平均値を基準として数値を出しているものが多いです。
また特殊画像解析システムといわれる機械では、シミ(今あるシミと隠れジミ)、毛穴、シワ、ポリフェリン(ニキビ)、肌の明度などが測定できます。
最近では手軽にネットで購入できるものもあるようですが、化粧品カウンターや美容クリニックではより詳しい「肌診断」を行っていますので、利用するのもおススメです。
もっと知りたいならクリニックへGO!
私のクリニック(ウォブクリニック中目黒)では、水分チェッカー、水分、油分、弾力測定の機械、メラニン測定の機械、スキンアナライザーを導入しています。そちらを使って「美肌ドッグ(5780円)」というメニューで肌診断も行っています。「美肌ドック」では、特殊画像解析システムを使い肌診断を行います。目に見えるシミから、目には見えない隠れジミまでも見ることができ、現在の肌トラブルから将来的に出てくる肌トラブルまでを正しく知ることができます。解析結果を元に、今行うべき治療やケアについて、そして将来的に行うべき治療やケアについてまでを、専門医とスキンケアスペシャリストよりアドバイスします。
自分の肌を自己判断して間違ったケアをしている人も多いようです。「肌診断」をうまく活用して、自分に必要なスキンケアをすることが、アンチエイジングケアの第一歩かもしれません。