本格的な冷えシーズンが到来!
昔から「冷えは万病のもと」といわれますが、冷えは健康の大敵であるばかりか、美容面でもさまざまなトラブルをもたらします。冷えによって全身の血流が悪くなると代謝も低下するため、肌のターンオーバーが乱れてくすみや乾燥を招くほか、むくみやすくなり、痩せにくい体を作る原因にもなります。
対策としては、体を冷やさないよう服装を工夫したり、入浴や運動で体を温めるのはもちろんのこと、毎日の食生活に体を温める食材を取り入れることも大切。
そこで今回は、サッと一振りするだけで体を内側から温めてくれる便利な食材と、それを使った時短レシピをご紹介します!
最強の温め食材、しょうがを手軽に取り入れるには?
今回クローズアップする温め食材は、しょうが。昔から体を温める作用が強いことで知られ、最近では冷えに悩む女性の間でも注目を集めています。しょうがを使った料理を食べた後、体がポカポカしてきた……という経験は誰しもあるはず。あのしょうが特有のピリリとした味わいは、ジンゲロール、ショウガオールなどの辛味成分によるもの。ジンゲロールとショウガオールに共通した働きとしては、血管拡張作用、抗酸化作用などが挙げられます。
また個別に見ると、ジンゲロールは生のしょうがに多く含まれ、強い殺菌作用を持っているのが特徴。薬味としてさまざまな料理に添えられるのは、風味を増すためだけでなく、この殺菌作用を利用する目的もあるのですね。
そして、このジンゲロールは加熱や乾燥によって、ショウガオールに変化する性質を持っています。ショウガオールは胃腸の血行を促進させ、体の深いところを温める作用が強いのが特徴。そのため、冷えを改善したい場合は、しょうがを乾燥させたり、加熱して使うとより効果的だといえます。
左から、無双本舗「有機生姜末ビン入り(40g)」556円(税込)、ひしわ「生姜粉末(30g)」630円(税込)