糖化を防ぐハーブサプリ
カモミールは、正しく使えば安全性が確認されているハーブ
これらのハーブのポリフェノール類のすごいところは、体内での糖化反応をブロックしてくれるということ。そして、多くは高い抗酸化パワーも持っていて、酸化と糖化という二つの老化ダメージから私たちを守ってくれるのです。また、中には、脂肪燃焼効果が期待されているものもあります。
糖化を防ぐパワーを持ったハーブとして、最近注目を集めているのは、次のようなものです。
■ローマンカモミール
ハーブティーに一般的に使われる「ジャーマンカモミール」とは違い、多年草のハーブです。ジャーマンカモミールが炎症を抑えるパワーがあるのに対し、ローマンカモミールは糖化を防ぐパワーが注目されています。
■茶(緑茶・プーアル茶など)
茶葉には強い抗酸化パワーを持つカテキンが豊富に含まれています。現在は嗜好品になっていますが、昔は薬として利用されていたというほど、昔から身体を守る効果が認められてきたハーブです。
■ブドウ(山ブドウ果実、ブドウ葉)
フレンチパラドックス(美食の国フランスで心臓病が少ない)の理由ととして、赤ワインのポリフェノール(レスベラトロール)があげられるなど、ブドウ由来のポリフェノールは注目を集めています。糖化に関しても、実や葉など色々な部分に糖化を防ぐパワーがあることがわかってきています。
このほか、お茶として利用されてきたドクダミ茶やルイボス茶にも糖化を防ぐパワーがあることが期待されています。また、これから色々な植物の分析が進むことで、もっとたくさんの糖化予防ハーブが登場してきそうです。
ここで重要なのが、「糖化のルートを複数同時にブロックする」ということ。冒頭で紹介したように、糖化反応が進むルートは、何種類も存在しているため、一つの道をふさいだだけでは効果が薄いのです。これらのハーブは、ポリフェノールの特性によって予防効果に違いがあります。ですから、一つのハーブをとって安心するのではなく、色々な種類のポリフェノールで同時にブロックするのがおすすめです。
お好みのハーブを組み合わせて糖化対策ハーブティーを作ってみるのもいいですし、複数のハーブがミックスされたサプリメントも登場しています。自分が続けやすい形を選んで、きれいヤセを目指しましょう!