DTM・デジタルレコーディング/DAWソフト活用ノウハウ

国産DAWとして独自の進化をする、SingerSongWriter10(4ページ目)

事実上、唯一の国産DAWといえるインターネット社のSinger Song Writer。その最新バージョンとなる「SSW 10」が、11月にリリースされます。海外DAWとは異なる独自色を鮮明に打ち出したSSWについて紹介してみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

数多くのプラグインを搭載、11月30日までの登録なら特典も!

CrX4

LinPlugのCrX4

ここまで見てきたとおり、SSW 10は本体機能がいろいろと強化されているわけですが、とくにProfessional版ではプラグインの強化も注目すべき点です。

まずソフトシンセはインターネット社が代理店を行っているドイツLinPlugのプラグインがいろいろと入っています。具体的には従来バージョンから入っていたアナログシンセのAlpha3やドラム音源のRMVに加え、デジタルシンセのCrX4、サックス音源のSaxlab2など。またRMV用にはインターネット社オリジナルのアコースティックドラム音色も新たに追加されています。そのほかにも、RolandのHyperSoundCanvas、VSCなども収録しているほか、Native InsteurmnetsのKOMPLETE ELEMENTSの最新版も入っているのもポイントですね。

一方エフェクトはSSW 9と同様にプロ仕様のEQやリミッター、リバーブなどのSonnox Pluginが搭載されているほか、やはりインターネットオリジナルのEQ、ディレイ、ピッチシフト、コンプレッサ……と、さまざまなエフェクトが搭載されており、これだけあれば十分というほどに充実した内容となっています。

なお、SSW 9の発売自体は2012年11月9日(金)となっていますが、11月30日(金)までにユーザー登録をすると、KORGのUSB-MIDIキーボード、KORG microKEY-25 BKRDがもらえるというキャンペーンが実施されています。安く入手可能なクロスアップグレード版を購入しても、もれなくもらえるとのことですから、買うなら今がチャンスかもしれませんね。

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