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【新製品レポート】 SB Audigy2 ZS登場

Sound Blasterシリーズに最高スペックのAudigy 2 ZSという製品が誕生しました。7.1ch対応で、SN 108dBを実現というのが謳い文句ですが、実際にどんなもので、買い替えメリットがあるのかなどを試してみました。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

サウンドカードのデファクトスタンダードであるクリエイティブのSound Blasterシリーズ。長い歴史の中で進化をし続け、現在Audigy(オーディジー)というブランド名のものがメイン商品となっています。しかし、ただAudigyといっても、これまでかなり多くの製品がリリースされてきました。今回のAudigy 2 ZSが第3世代になるのですが、具体的には

   第1世代 Audigy
   第2世代 Audigy 2
   第3世代 Audigy 2 ZS
という流れです。

また世代によって若干呼び名は変わりますが、今回のAudigy 2 ZSでは
   Audigy 2 ZS Platinum Pro
   Audigy 2 ZS Platinum
   Audigy 2 ZS Digital Audio
と3モデルが存在します。このように数多くのラインナップが存在していることは、購入を検討しているユーザーにとってもかなり混乱してしまうところです。まずは、この世代の大まかな違いとモデルの違いについて紹介しておきましょう。

まず世代についてですが、Audigyは前のシリーズであるLive!から大きくアーキテクチャが変更され、16bit/48kHzだったものが一気に24bit/96kHzになったという製品です。さらにAudigy 2になり再生においては24bit/192kHz、録音では24bit/96kHzに対応するようになり、ほかのオーディオカードと比較してもかなりハイスペックなものへと進化しました。また24bit/192kHz対応となったのにともない、DVD-Audioのプレイヤーソフトが添付され、現在PC上で唯一DVD-Audio再生を可能にしたシステムとなっています。


そして今回の第3世代、Audigy 2 ZSではAudigy 2のアーキテクチャをさらに進化させ、従来の5.1ch/6.1chに加え7.1chに対応。またSNも向上させ、106dBから108dBとなっているのです。詳細については、またあとで紹介しますが、さまざまな機能向上を図りながら、価格は従来よりもダウン。最上位機種のPlatinum Proで定価34,800円、Platinumが27,800円、Digital Audioが18,800円となっているのです。なお、現行モデルとして現在でも販売されている古い世代のものもあったり、店頭に古い世代のものがあるケースもありますが、基本的にはすべて第3世代であるAudigy 2 ZSになったと考えておくと分かりやすいと思います。
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