“深睡眠”を得るコツは、ズバリ体温調節!
人間の体温には、昼間活動している時は高く、夜から明け方にかけて下がるという一定のリズムがあります。そして、この体温低下の幅が大きいほど、寝つきがよくなって深く眠ることができます。ところが現代人は、慢性的なストレスや体の冷えなどにより、血めぐりが悪くなり、体温が上がりにくい状況にあります。そこで、寝る前の体温調節としておすすめしたいのは、“温め”と“リラックス”。体を温めたり、心と体をリラックスさせることで血めぐりを良くすれば、放熱が促され、体温が下がり、スムーズに入眠態勢に入ることができるというわけです。
就寝前の“温め”と“リラックス”で快眠!
それでは、血めぐりを促して“深睡眠”を得るには、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか? ポイントは次の2つです。1.体を温める
市販の生姜入りスープも手軽で便利。永谷園「『冷え知らず』さんの生姜参鶏湯 」
ショウガやトウガラシなど、体を温める食べ物を摂ることをおすすめします。
■寝る2時間前の軽い運動
息が上がってしまうような激しい運動ではなく、ウォーキング、ヨガ、ストレッチなどの軽い運動がおすすめです。
■寝る1時間前の入浴
お湯の温度は38~40度とぬるめに設定し、湯船に10~20分ほどゆっくり浸かりましょう。
2.心と体をリラックスさせる
温熱シートや蒸気アイマスクもうまく活用してみて。左から、花王「めぐりズム 蒸気でホットアイマスク 完熟ゆずの香り」、「めぐりズム 蒸気でGood-Night)」
■首もとを温める
首もとは血管が多く集まる部位。首もとをあたためると全身の血管が拡張し、血めぐりが良くなります。直接首もとに貼れる温熱シートなどを就寝前に活用するとよいでしょう。
■目もとを温める
蒸しタオルや、市販されている蒸気の出るアイマスクなどで目を温めることで、副交感神経が優位になり、体はリラックスモードになって血めぐりも良くなります。
これから迎える冬は、「体が冷えてなかなか寝つけない」という人が増える季節。就寝前の“温め”と“リラックス”で、血めぐり快眠を目指しましょう!
資料提供:血めぐり研究会