開放感のあるリビング
写真1.外観夜景
小さな庭に囲まれたアトリエ付住宅をご紹介します。現場は神奈川県川崎市にある斜面に造成された土地で、周辺は緑が多く、景色と風通しも良い場所です。(設計:
TKO-M.architects,照明設計:
中島龍興照明デザイン研究所)
お施主さんがフラワーやグリーンを扱うお仕事をされており、玄関から直接入れる場所に、作業や教室に使うアトリエがあります(写真2)。また、部屋と部屋の間に小さな庭が設けられ、様々なタイプの庭で家が囲まれるようになっています。
写真2.アトリエ
写真4は、1階のリビングで、天井を照らすコーブ照明(蛍光灯)と、ダイクロハロゲンのアジャスタブルダウンライトで照明しています。リビングは、ダイニングとアトリエの中心にありますが、室内にもグリーンが置かれとてもさわやかな雰囲気です。
写真3.傾斜天井を間接光で照明した2階
リビングと階段で続く2階(写真3)も傾斜天井を片側から間接光(コーブ照明)で、照明しています。傾斜天井では天井の低い側から照明すると光が天井面に広がるため、空間の明るさを効率よく得ることができます。
ここでは、間取りや用途の変化にも対応できるように天井に引っ掛けシーリングを設置しており、明るさを追加する場合は天井にペンダントやスポットライト器具が取り付けられます。
ただ、リビングとしての使用であれば間接だけでも明るさが確保できているため、初期は間接照明のみとしています。
写真4.リビングの間接照明
写真1-4:Copyright(c)Hiroshi Tanigawa
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