照明住宅実例：緑豊かなアトリエ付住宅(2ページ目)

器具デザインとインテリア 

ダイニングキッチンは「反射光を意識した北欧の光　PH5ランプ」でもご紹介している、ルイスポールセン社のPH50で照明しています（写真5）。食卓面を明るくしつつ天井面にも光が広がるため、一灯で機能的な明るさと雰囲気の良さを得ることができます。

光源は、白熱電球を使用していますが、PH5＆PH50専用のLED電球（18W・調光対応）も販売されており、代替可能です。ルイスポールセン社ではその他の器具に関しても適合LED電球をご紹介しています。LED電球は光の質や広がり、大きさも様々で、単に口金やＷ数が適合するだけで選ぶことでは十分と言えません。また、PH5＆PH50では電球型蛍光灯（D25W型）の使用も可能です。ダイニングテーブル上の器具色はオリーヴ・ブラックで、キッチンのモザイクタイルの色合いと、合わせています。

また、玄関の入り口にも、ルイスポールセン社のブラケットを設置しています。（写真6）センサ付きで、暗くなるとほんのり点灯し、人が近付くと明るくなるように設定しています。
写真7はトイレですが、植物をモチーフにした模様の壁紙がアクセントになっていてきれいです。ペンダントで照明していますが、トイレでペンダントを使用する際は、頭がぶつからないよう、床から2ｍ程度の高さにし、灯具やランプがペーパーを置く棚などに近付き過ぎないようにご注意下さい。器具の近接限度を確認しておくとよいでしょう。

写真5-7：Copyright(c)Hiroshi Tanigawa

次のページでは葉影を映す庭の照明についてご紹介します。