中房温泉で滞在を満喫
中房温泉は山奥の宿なので、率直に行って客室については、あまり大きな期待はできません。しかし、本館(旧館)も、一部客室をリニューアルしたようですし、今後少しずつリニューアルが進むのかもしれません。そんな中で、やはりバス・トイレ付きプランは上級プランですので、部屋も眺めも比較的良くなります。特に小さいながらも冷蔵庫が付いていたのはビックリ。この宿で初めて客室に冷蔵庫を見ました。
しかし、もっと驚いたのが客室風呂が檜風呂で温泉だった事です。私が泊まった招仙閣では、露天風呂「月見の湯」と同じ湯元大弾正源泉の湯で、猛烈にすべすべする湯でした。別館竹では露天風呂「ねっこ風呂」と同じ源泉を引いているそうで、こちらの湯も期待出来ます。風呂の数が多く、全部入るのも大変な中房温泉ですが、やはり温泉目的の旅行者にとって、部屋風呂が温泉である事は、本当に嬉しいものでした。
昨年、中房温泉に新たに加わった楽しみが、登録有形文化財巡りです。既に紹介した「御座の湯(旧湯会所)」や「温泉大プール」の他、宿泊には使用されていない「本館菊」や「土倉」、「板倉」、「田村薬師堂」、「山の神の社」が、昨年登録有形文化財に指定されたのです。場所はチェックイン時に宿泊者に渡される地図に明記されていますので、湯巡りとともに楽しむ事が出来ます。
中房温泉詳細情報
■中房温泉住所:長野県安曇野市穂高有明7226
電話:0263-77-1488
営業期間:4月下旬~11月下旬(冬季休業)
日帰り入浴 9:30~16:00 700円(湯原の湯のみ)
宿泊料金:1万3800円~(1泊2食付/2名1室利用時のひとり分の料金。本館(旧館)は9390円)
アクセス:長野道豊科ICから車で約60分
地図:Yahoo!地図情報