ビューティティップス/いまさら聞けないカラダの基本

たかが肩こりとあなどらず、しっかり対策!

肩こりを放置していると、慢性化してしまったり、実は病気が原因だったりも。家庭でできる肩こり解消・予防法をご紹介するので、日頃から意識して取り組んで肩こりをスッキリさせてくださいね。

友利 新

執筆者:友利 新

ビューティティップスガイド

肩こりの原因は「筋肉の疲労」

肩こりとは、後頭部から肩にある筋肉が様々な原因によって異常に緊張することにより、違和感や痛みを感じる状態です。肩こりの原因の中で、一番多くみられるのは筋肉の「異常緊張」ですが、「異常緊張」と言うと難しく感じられるかもしれませんね。簡単に言い換えると「筋肉の疲労」ということです。

デスクワーク等による長時間での同じ姿勢、これに伴う不良姿勢、机と椅子のアンバランス、不良姿勢による長距離運転など、“全身を使わず、同じ筋肉のみ使いつづける”結果、筋肉が疲労をおこし、肩こりの原因として多くあらわれるのです。

仕事の合間にストレッチをして肩をほぐそう

仕事の合間にストレッチをして肩をほぐそう


 

働き女子に急増! ストレートネック

最近では通勤中スマートフォンや携帯電話、携帯ゲーム機の画面に見入る姿が目立ちますよね。多くは背中を丸め、顔を下に向けた姿勢です。この前傾姿勢の状態が続くと、頭の重みが過度に周辺の筋肉や骨にかかり、頚椎が竹のように真っ直ぐに並んでしまいます。頸椎の自然な湾曲が失われてしまう症状をストレートネックと呼びます。

携帯画面とにらめっこ、実は肩こりの原因に!

携帯画面とにらめっこ、実は肩こりの原因に!

特に女性は男性に比べて首が細く筋力が弱いため、頭の重さを支えらないことが多く、若い女性の半数以上がストレートネックではないかとも言われています。慢性的な肩こりやハリだけでなくめまいや頭痛、吐き気、腕や手のしびれなどの症状が表れるケース多いのが特徴です。ただでさえ、働き女子は日中パソコンとにらめっこする時間が長いので、せめて通勤時間は自分の身体をいたわってあげましょう。
 

その肩こり、重大な病気が原因かも!

ただの肩こりと放っておくと、実は病気が原因だった…。なんて怖いこともあるんですよ。肩関節周囲炎・胸郭出口症候群・変形性頸椎症・狭心症や心筋梗塞の前駆症状などの場合は注意が必要です。主に筋肉疲労の肩こりと症状は同じで、肩・首の違和感、ハリ感などが表れますが、ひどくなると吐き気やめまいなどの症状を引き起こす事もあります。

なかなか改善せず、どんどん悪化してゆくもの。頭痛・血尿・背中の痛み・胸部の痛み・腹痛などを伴なっているのなら、「病気が原因」の肩こりの可能性大。このような場合は、病院で診察を受け、肩こりの原因となる根本的な原因を究明することが重要です。
 

毎日のコツコツ習慣で肩こりを改善

セルフケアとして、家庭でできる肩こり解消・予防法をご紹介します。ぜひ、日頃から意識して取り組んで肩こりをスッキリさせてくださいね。

・とにかくこまめにストレッチ
肩周囲の筋肉の緊張を改善させる事が重要なので、肩こりストレッチをオフィスでの休憩時間などちょっとした時間に取り入れ、肩こりの予防・解消に役立てましょう。肩こりストレッチは、決して無理をせず毎日続けてゆくことが重要です。
・常に正しい姿勢を意識的に心掛ける
猫背になっていないか、正しい背骨のS字カーブが描かれているか、適度な緊張感を持って背筋を伸ばしましょう。見えない糸で頭のてっぺんから、カラダが釣られているイメージです。
・布団のかたさ、枕の高さをチェック
硬すぎずやわらかすぎず、適度な硬さの布団やベッドを選ぶこと。
・血行不良は温めて改善
また、血行不良も筋肉の緊張に繋がるため、入浴でしっかりと肩まで暖め、蒸しタオルやカイロ、市販の温湿布などで血行を促してください。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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