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パット専門スタジオ登場!「パットラボ」(2ページ目)

高精度の計測設備を備えたパッティング専門のスタジオ「パットラボ」が恵比寿にオープン。TV取材などで既に話題となっている施設をガイドが早速体験してきました。

児山 和弘

執筆者:児山 和弘

ゴルフガイド

適切なパターをアドバイス

パット計測器

「SAMパットラボ」と「Quintec Ball Roll」

よく知られているように、パターにはロフト角がついていて、打たれたボールはロフトによって少し空中に浮き、少し滑るような動きをした後に、順回転の転がりになります。

空中に浮いていることをキャリー、滑るような動きをスキッドと呼びます。良い転がりとは、適正な距離のキャリーに、スキッドが少なく、すぐに順回転になるようなパッティングのことを指します。

「SAMパットラボ」では、どれだけハンドファーストの度合いやストローク軌道を解析することによって、インパクトのロフト角を測定することができます。「Quintec Ball Roll」で実際のボールの転がりを把握することで、適正なパターのロフトを導き出すことができます。つまり、自分のパッティングの傾向を客観的に知りつつ、それに応じた適正なパターを選べます。

パター選びというと、どうしても形状の好みだったりパッティンググリーンで良い結果だったりと、感覚的な選び方が多くなります。数値的に解析することで、パター選びにも客観的な合う合わないを導き出せるというわけです。

さらに、通常のカメラも前方、後方、そして頭上にセットされ、自分のパッティングを確認できます。これで頭が動いたり、下半身が動きすぎたりといったミスの要因をチェックできます。

これらの解析結果を元に、パッティング技術の指導やパター選びのアドバイスを行なってくれるのがヘッドコーチの大本研太郎プロ。十代の頃はインターハイ、国体出場を果たしたアスリートで実践的なレッスンに定評あるパッティングの専門家です。人間の身体の動きにも造詣深く、より高確率な再現性の高いパッティングストロークを提唱されています。

現在は、計測機器を使用した診断に加えて、パッティングのレッスンと、パターのフィッティングを行なっており、継続的にパッティングをチェックできるレッスン10回コースも人気なのだとか。

ガイドも体験しましたが、パターの種類によってボールの転がりが明らかに変わるさまがわかり、非常に興味深く感じました。パッティングの傾向は、ややフェースが開きアウトサイドインになっているとのことで、その度合いをストレートに近づけるドリルと、左へのミスになりにくいパターを大本プロにアドバイスしてもらいました。

パッティングのみのレッスンやフィッティングは、まだまだ一般的とは言えないですが、「パットラボ」は、レベルを問わず、パッティングの向上を目指すゴルファーのメッカになるような画期的な施設だと感じます。

スイングを動画に撮ることはあっても、パッティングの撮影を行うことはごく稀でしょう。最新機器によるパッティング診断を、多くのゴルファーに、体験していただきたいところです。

<取材協力>
パットラボ
〒150-0021
東京都渋谷区恵比寿西2-4-8 ウインド恵比寿ビル2F
http://puttlab.jp/index.html

<参考サイト>
オデッセイパットラボで体験!パター選び2
http://allabout.co.jp/gm/gc/213263/

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