別に秘密の組織ではない!

ガイド:
東京大学を卒業し、現在は東京大学 政策ビジョン研究センターにお勤めされているとのことですが、大学ではどのような勉強をされ、今はどんな研究をされているのでしょうか?

佐藤:
takakosato

佐藤多歌子(photo by Ryoma.K)

大学時代は、最初の2年は一般教養課程なので、文系で入りましたけど、文系理系問わず何だかもういろんな授業をとりました。思い出せる限り書くと、英語、フランス語、宇宙なんたら(宇宙が文系的な意味で好きだったので興味本位で)、バルカン史、あと2回しか授業出なかったので単位を落としてしまったのですが、文字がカッコイイという理由でヒンドゥー語とか。3年生になる時に専門を選ぶんですけど、文学部の中で最初は美術史学科に進学したんですけど、翌年フランス文学科に転学しました。学校も来ない、だからと言って家で勉強をするわけでもないダメな生徒でしたけど、仏文科には文豪みたいな素敵な人がたくさんいて(笑)、時の流れがゆるやかで、面白かったです。日本語訳版で読んで日本語でレポート書いたりもしてたので、フランス語は当時はあんまり上手くならなかったですけどね……。その後フランスに1年程住む機会があったので、これでなんとか仏文卒業って言ってもまあ怒られないかな、ぐらいにはなりましたが。英文科の授業にもちょっと出たりしていました。ポール・オースターの翻訳などで有名な柴田元幸先生の授業は、すごく面白かったです。在学中は、研究ってこういう世界なのねー、というのを垣間みて終了した、という感じです。

takakosato

佐藤多歌子(photo by Ryoma.K)

その後縁があって今はまた東大に戻って働いているのですけど、ここでは大学時代の勉強とはあまり関係のないことをしています。念のため、センター長に音楽活動関連のインタビューで話していいかと聞いて、別に秘密の組織じゃないからいいよと言われたので、軽くお話ししますね(笑)。政策ビジョン研究センター自体は高齢社会、医療、エネルギー、安全保障といったような社会の課題を解決するような政策の選択肢を外向きに発信していくことを目的とした組織です。カタイですね(笑)。理系も文系もなくて、大学内でテーマにマッチする研究を拾い上げて外に出していく感じです。要は研究者の、専門用語オンパレードな、背景知識がない人には分かりにくい文章を、もうちょっとわかりやすく翻訳して外に伝えていきたいね、という目標を持って活動しているということです。政策提言も出したりしてます。で、私は研究者ではなくて事務担当です。今は広報関連のお仕事が多いですね。研究者と話し合いつつ、サイトのアップデートをしたりとか。要は先生たちに「これちょっとわかりにくいっすよ」とツッコミを入れたりするお仕事です(笑)。翻訳なんかもちょいちょいしつつ、英語サイトもいじってます。それ以外は教授含む研究者のアシストやシンポジウムの準備とか、海外から人が来た時の応対とか、できることは何でもという感じで色々とやっています。色々な先端の研究の話を聞けて日々勉強になるので、インテリシャワーを浴びに行ってる感じですね(笑)。エネルギーもらえて気持ちいいんですよ~、これが。
東京大学 政策ビジョン研究センター

フレンチ系?

ガイド:
フランスと縁がある佐藤さんですが、このあたりは音楽をやる上でも影響はあったのでしょうか? 僕自身、フレンチ系は大好物なので。

佐藤:
フレンチ系、あまり詳しくなくて、音楽をやる上で影響があったとは言えないのですけど、DAT Politicsとか、Les Rita Mitsoukoは好きですね。これからもっと掘っていくつもりです!

どちらかと言うと、元々イギリスの音楽をたくさん聴いてました。あとはアメリカですね。ドイツも。それから何と言っても日本。何ともざっくりですが(笑)。もちろんその他の国のも聴いていますよ。バチカン市国の音楽とかはまだあまり聴いたことないですが。面白そうですよね。宗教音楽以外もあるんでしょうかね。