DTM・デジタルレコーディング/DTM基礎知識

iPhone5で大きく進化するiOS DTM(3ページ目)

2012年9月21日、iPhone5が発売になりました。LTEに対応したり、テザリングが可能になったりと話題がいっぱいのiPhone5ですが、DTMにとって、何か変わったことはあるのでしょうか?

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

今後気になるさまざまなこと

ところで、その8ピンのLightningという新しいDOCKはiPhone5だけでなく、同時に発表されたiPod touch、iPod nanoでも搭載されました。そのことを考えれば、間もなく登場するのではと噂されている7インチの小型iPadであるiPad miniや新型iPadでも搭載されるものと予想されます。

そうなると、当然Alesis IO DockやAKAI Station25など、iPhoneやiPadを包み込むような形で使う機材は全滅ですね。ケーブル接続であれば、アダプタで比較的問題なく使えそうではありますが……。この辺はサードパーティーの運営の難しいところでしょうね。

GarageBand

GarageBandのバックグランド実行が可能に

一方、OSがiOS6になったことでも目玉機能があるようです。それは「Inter-app Audio」というものであり、別のアプリへオーディオをリアルタイムに送ってしまえる、という機能です。

従来からVirtual MIDIという機能はあり、バックグラウンドで動いているアプリにMIDI信号を送るということは可能だったので、Inter-app-AudioはVirtual MIDIのオーディオ版というべきものではないかと思います。

Virtual MIDI

従来からもMIDIを仮想接続するVirtual MIDIという規格は存在していた

最新版のGarageBand 1.3はバックグラウンドで動く機能が搭載されましたが、Virtual MIDIには非対応でした。ほかのアプリがないので、これがInter-app-Audio対応であるかは確認できていませんが、この辺の機能によってiOSのDTM環境はまた大きく進展しそうです。

【関連記事】
iPadのアプリ間でMIDI接続が可能なVirtual MIDI

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