学生時代は必ず持っていたペンケース。小学生の筆箱からはじまり、中学生の時は布製、高校・大学では今や懐かしいカンのペンケースを私は使っていた。素材はその時その時で違うものだったが、ペンケースは学生の頃は必需品だった。それがなぜか社会人になったとたん、ペンケースを持たなくなってしまった。きっとそれは仕事ではボールペンや多機能ペンをスーツの胸ポケットに1本だけさし、それでまかなっていたからなのだろう。

それがここにきてビジネスパーソンの間でも、ペンケースを持つ人が徐々に増えてきたように思う。実際市場には大人が持てるシックなペンケースも続々と出てきている。そんな中、MUCUからビンテージ感あふれる大人のペンケースが登場した。

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MUCU オイルドレザー ツールケース 各12,000円+Tax。
カラーバリエーションはナチュラルとモカの2色。
 


オールドアメリカンなテイスト

私は、この「オイルドレザー ツールケース」というペンケースを展示会で初めて見た。そのとき私の頭に真っ先に浮かんだのは使いこまれた「ボストンバッグ」。別に取っ手がある訳でもないのだが、そのどっしりとした安定感のある姿が何故かそれをイメージさせた。またもう一つ、「ホットドッグ」のようだとも感じた。いずれにせよ古き良きアメリカというイメージを私を受けた。

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ところどころにオイルのムラがある。それがなんともビンテージ感があっていい


オールドアメリカンを感じたのは、ある意味正しかったのかもしれない。使われている革は、アメリカの老舗タンナー「オーウィン社」が90年も前に開発したオイルレザー。タップリとオイルを染みこませたということがわかる独特な風合いがある。オイルレザーは、見た目だけでなく、使っていくと、この革ならではの質感を感じることができる。レザーを指でつまむと、そこだけ少し白くなる。これはレザーに染みこんだオイルが拡散するためだ。ちなみにこれは時間がたてばある程度戻る。


オールドアメリカンなジッパー

古き良きアメリカを彷彿とさせるオイルレザーに合わせ、ジッパーもその時代をイメージしたものが使われている。

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おおぶりなジッパー、そして金具。取っ手にはつかみやすいレザーが付いている。


その昔、アメリカ軍のジャンパーなどにも使われていたややおおぶりなジッパー。今は軽量・小型化の波のせいで、すっかりその姿を見かけなくなってしまった。それを日本のYKK社が2011年に忠実に復刻。

今回のものにはその「オールドアメリカ」というビンテージスタイルのジッパーが使われている。ざっくりとした大きめなジッパー、ワイヤで作られた引き手、そしてジッパーの端の部分が少し湾曲しているのも特徴だ。

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当時のジッパーを忠実に再現しエンドは湾曲させている。ジッパーの素材は真鍮製


スタイルこそビンテージだが、そこはYKK 、ジッパーの引き具合はスムースそのもの。


使い込んだペンが似合う

MUCUのデザイナーである榎本さんが普段この「オイルドレザー ツールケース」に入れているのを見せていただいた。ペンやカッター、革を加工するための各種ツールなど、いずれもタップリと使い込まれていい味わいが出てきているものばかり。

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これらが、MUCU榎本さんがいつもツールケースに入れている文具をはじめとする各種ツール

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使い込まれたNTのカッター

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ロットリングの万年筆はエッジが剥がれて所々に真鍮が顔を覗かせている


このペンケースには、新品のペンよりもこうした時間をかけ、少し塗装がはげて内側から真鍮が見えているくらいの状態の方がしっくりとくる。そうした意味でも大人のペンケースであると思う。

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箱もワックスを染みこませたものとなっている


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使い込まれた文具などを入れておくのにふさわしい
「オイルドレザー ツールケース」 



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