時短生活/調理を時短するコツ

余熱利用の「時差調理」で食事の支度が激ラクに

仕事をしていても、いなくても、朝夕の食事の準備時間は慌ただしいもの、短い時間で食事の支度をしなくてはならず、ついあたふたしてしまう人、意外と多いのではないでしょうか。そんな「あたふた準備」から抜け出すための、ほっとく「時差調理」のオススメです。

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

あなどれないキッチンのエネルギー「余熱」

保温調理

厚手で保温性の高い鍋、土鍋などを利用しても余熱は長く保持されます。

お湯を沸騰させてから火を消した場合、外気温や湯量にもよりますが、だいたい20分ほどかけて50~60度ぐらいまでに水温は下がっていきます。この時、保温性の高い鍋をガス台やIH調理器の上に載せたままにしておくと、さらにその時間は長くなります。沸騰させたまま食材に火を通すのではなく、沸騰させたあとに放置して、余熱を利用して食材に火を通す「余熱調理」は、エネルギーの節約になるだけでなく、その場を離れることができるので、時間の有効活用もできる、忙しい人にはとてもありがたい方法。

余熱調理は、簡単なものであれば普通の鍋を放置するだけでもできるのですが、余熱時間をさらに長くすることができれば、根菜や肉の塊でもきちんと調理できるようになります。一般的に、余熱調理を効果的にできる方法には以下のものがあります。

  1. 保温性の高い鍋(二重構造の保温鍋、土鍋)などを使う
  2. 鍋を火から下ろして、布などでくるむ(鍋帽子をかぶせても◯)
  3. 上記を保温性の高い場所に置き換える(トロ箱、こたつの中など)
  4. 専用の調理器具を使う

シャトルシェフ

THERMOS 真空保温調理器 シャトルシェフ 1.6L 【2人用】 オレンジ KBB-1600 OR

お手持ちの鍋でいろいろ工夫するのも楽しいですが、頻繁に取り入れたいのであれば、専用の調理器具を使ってみるのも手。今回は、鍋を真空保温調理ができる容器にセットすることで、効果的に余熱調理ができる「シャトルシェフ」を使って、あたふた感を減らす「時差調理」を考えてみました。

余熱調理というと、煮込み料理にしか使えないと考える人も多いと思うのですが、カレーやシチュー、肉じゃがなど特定の煮込み料理の時だけではなく、毎日の献立の下ごしらえに使ってみると、食事の準備がグンとラクになることを発見。ちょっとした下ごしらえに使ったり、食卓に置いて使ってみたいと考えて、2~3人用のちょっと小さめサイズを選んで、いろいろ試してみました。

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