ゴントラン シェリエ、渋谷にオープン
ゴントラン シェリエ
売り場の様子
2012年8月28日、渋谷駅前の明治通りと宮益坂の交差点の角に、新しいパン屋さんがオープンしました。
GONTRAN CHERRIER TOKYO(ゴントラン シェリエ 東京)。パリでブレイク中の新進気鋭のパン職人、ゴントラン シェリエさんはパリのほか、シンガポールでも店舗展開していますが、日本では若者に人気のファッションブランドを手がけるベイクルーズと組み、渋谷に伝統的かつ新しいパン食文化をもたらす模様です。
クロワッサン生地で作ったモンブラン
ゴントラン シェリエのパン
東京にはフレンチスタイルのパン屋さんがいくつもありますが、「ゴントラン シェリエ 東京」はどのような店なのでしょうか。ゴントランさんにお話を伺いました。ゴントラン シェリエさん
「フランスのパンや食材に、日本で巡り合った味を加えることで、ゴントランの味を提案していきたいと思っています。マリアージュを考えながら、日本とフランスの食文化を融合させるのです。サクランボにエストラゴンを、小豆にミントを合わせたり、カンパーニュに味噌を練り込んだり。日本の四季の食材に自分の香りづけをしたいですね」
パン ド カンパーニュ 味噌
カラフルなバンズ
見回すとプチパンやらバンズ、なんとバゲットまで赤や黄や黒い色をしたパンが並んでいます。パプリカやカレーやイカスミが練り込まれたパンです。「サンドイッチを作るなら、中に挟むものによってバゲットの味を変えますよ」という彼の、これはシャルキュトリーや魚介類に合わせるためのパンです。
バゲットのサンドイッチ
カレーやイカスミのバゲット
「イカスミのパンを作る人はいるかもしれないけれど、グラン ド ニジェルをふりかける人は自分くらいかもしれませんね」。グランド ニジェルとはブラッククミンとも呼ばれるそうで、見た目は黒ゴマのようですが、ピリッと辛く、さわやかな酸味も感じられるスパイスです。