中古+リフォーム+ローンをワンストップで
なぜなら、一言でいえば「(おそらくどの駅前にもある)街の不動産屋でリフォームと中古住宅が一緒に買える」からだ。このユーザーメリットは大きい。これまでユーザーは中古住宅を買おうと街の不動産屋の戸をたたいても、現状の中古物件の状況しか見られなかった。とにかく早く売りたい売主や業者はリフォームの手を加えて新築同様に見せて売る場合もあるが、多くは築○年と現状間取り・設備などの情報しかなく、売却に出た状態のままの写真しか見られないのが通常だ。同時開催されたシンポジウムでは熱い議論が交わされた
それが、中古物件の仕様を見ながら、その場でリフォームの話も専門家にできる至便性は大きい。これまでユーザーは中古物件は不動産屋などで押さえておいて、さらにユーザーはネットや住宅雑誌などを見ながらリフォームプランやリフォームの依頼先を別に探して依頼しなければならなかったからだ。
住み手がイニシアチブがとれる家づくり
さらに今回の新商品の特長として、住宅本体ローンとリフォームローンが一度で済むことがある。これまで中古住宅購入者は、物件そのものを購入するローンと、リフォーム依頼先でのリフォームローンを別々に依頼・組まなければならなかった。それがワンストップで物件探しもリフォーム計画も資金計画もまとめてできる。この新風、どう展開するか
・これから新築購入が経済・年収的に厳しくなる中で、中古なら予算・立地的に最後に住みたい場所に住める
・新築よりも断然リーズナブル
・住宅本体ローンとリフォームローンが1本で一貫できる
・個別にニーズに合った仕様・自由な間取りが可能
・新築で発生する税金が中古ならかからない
最後に、センチュリー21の三津川一成社長の言葉で〆よう。
「実際、若い人は家具や本、服など『古いものでもリーズナブルでもいい、どうしても新築でないと』といういう我々の世代より若い人は圧倒的に抵抗が低くなっている。むしろ押し付けられる新築離れも見られる中で、中古を買って自分の好きなようにリフォームというスタイルは、確実に自分たちでイニシアチブが握れる。住まい手がもっとイニシアチブが握れる家づくりの時代になっていくのではないかという使命を胸に、リフォーム市場に本格参入を決めた。まだまだ制度的にも不足はあるが、まず始めることが大事だと」。