ローマ浴場跡地を利用、考古学博物館
小規模ながらも展示品は見ごたえあり(©garnizone)
ヒエラポリス遺跡の中でも保存状態のよい、ローマ浴場の一部を修復した建物に入っているのが考古学博物館。主にヒエラポリスで発掘された遺跡が展示されており、特にネクロポリスから出土した見事な石棺は見ごたえがあります。
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■Arkeoloji Muzesi(アルケオロジ・ミュゼシ)
TEL:0258-272-2034
開館時間:9:00~18:45(夏季)(月休)
入場料金:石灰棚・ヒエラポリスに入場した上で、+5トルコリラ
水中遺跡がある温泉プール、パムッカレテルマル
こんな風に、遺跡の中を泳いでみたい(©Denizli Il kultur ve Turizm Mudurlugu)
水底にヒエラポリスの遺跡を眺めながら温水プールにつかる……そんなぜいたくができるのがこの遺跡プールです。ここの温泉はリュウマチ、神経痛、関節痛などに効くということなので、遺跡巡りでちょっと疲れたらここで一休みして温泉につかるのも手かも。ロッカーはありますが、タオルや水着は各自持参しなければならないので、パムッカレ観光の際に遺跡プールを考えている人はあらかじめ準備しておくとよいでしょう。
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■Pamukkale Thermal(パムッカレ・テルマル)
TEL:0258-272-2024
開館時間:8:00~19:30(夏季)
入場料金:石灰棚・ヒエラポリスに入場したうえで、+30トルコリラ(別途ロッカー使用に10トルコリラかかりますが、これは使用後返還されます)
「ミニパムッカレ」と人気急上昇中、カクルク洞窟
滝と光と鍾乳洞が見どころのカクルク(©Kaklik Belediyesi)
こちらはパムッカレではなく、デニズリから35キロほどチャルダック空港寄りにあるカクルクのホナズ村にある洞窟。2002年オープンの観光スポットで、「第2のパムッカレ」と呼ばれる見事な石灰棚を持つ鍾乳洞です。洞窟入口の滝から内部に流れ入る温泉水の影響で今でも石灰の層が作られ続いているということで保存状態もよく、洞窟内に差し込む太陽の入り方によって生み出される光の演出が美しいことでも有名です。こちらはタクシーでしか行くことができないので、あらかじめ往復でドライバーと値段の折り合いをつけて行くことを忘れずに。現在デニズリ~カクルク洞窟間は片道60トルコリラ、往復契約で120トルコリラです。
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■Kaklik Magarasi(カクルク・マーラス)
開館時間:およそ7:00~20:00(夏期)…… 明るい時間帯に開館し、日が沈んだ時点で閉館
入場料:2トルコリラ