トルコの国民的ビールブランド、エフェス

エフェスビール

トルコビールといえばエフェス!

トルコに来たら、ビールが好きでも好きじゃなくても、誰もが必ずその名を覚えてしまうエフェス・ビール。古代都市エフェスがその名の由来で、青いエフェスロゴは町中どこでも目にするほどおなじみのトレードマーク。まさにトルコを代表するビールです!

エフェスってどんなビール?

エフェスビール

これがまた、ケバブに合うんだ!

ココレッチ

モツをドネルでグリルしたものを細かく刻んで香辛料であえたココレッチ。唐辛子をたっぷりかけて、ビールのお供に♪

なんとなく、日本のビールを思わせる軽い喉ごしとさっぱり感のせいか、日本人にも人気のエフェス。1969年より生産されている老舗で、トルコで最も流通しているビールブランドです。すっきりしていて飲みやすく、癖もないので誰にでも受け入れられるおいしさ。飲み込んだ後にふっと香る淡い苦みは、焼きたてケバブをいただきながら飲むのにちょうどいいあんばい。やっぱりトルコの国民的ビールだからこそ、ケバブとの相性は抜群! とりわけ、ココレッチというモツ系ケバブとエフェスビールの組み合わせはたまりません。

 

トルコにおけるビールとは?

イスタンブールのパブ

歴史を通して飲むのが大好きトルコ人


トルコにビールが入ってきたのは、1839年以降の西洋化プロセスの中でした。これに伴い1840年ごろからビアホールもオープンし始め、オスマントルコ帝国時代の1896年には120万リットルだった生産量が、1914年には990万リットルにまで急成長! とてもイスラム国家とは思えない飲みっぷりです。トルコ共和国になってからも9割以上がイスラム教徒で占められる国とはいえ、政教分離制度を敷いているため飲酒については割と自由な雰囲気。イスタンブールやイズミール、アンカラといった大都市を中心にビアホールや居酒屋が多く軒を連ねます。とりわけ南側のエーゲ海や地中海沿いの町にはアルコール好きが多く、「シーフードのお供はお酒」と考えるトルコ人が少なくありません。

ただし、保守層に支持されている現AKP政権が新たに施行したアルコール規制法の影響で、2013年にはビールの消費が10%ほど落ち込んでいるという傾向もあります。

トルコのお酒文化

Efes Sport Pub Atakoy

エフェスのスポーツバー。大切なサッカーの試合は、仲間とビールを飲みながら観戦、がお決まり(©Efes Sport Pub Atakoy)


トルコ人がお酒を飲むところはさまざま。ビラハネと呼ばれるビアホールもあればメイハネと呼ばれる居酒屋ではラク(トルコの蒸留酒)も飲まれますし、さらにはシャラップエヴィと呼ばれるワインバーもあります。一方でオジャックバシュと呼ばれる炉端焼きのケバブ屋では、ラクやビールと一緒にケバブをいただくところが多く、金曜日の夜など仕事帰りの人いっぱい。「週末の夜はビール」現象はトルコでも健在なのです。

サバサンドとエフェスビール

イスタンブール名物サバサンドをエフェスといただく、というのもまたトルコ流?(©Calin-Andrei Stan)

ちなみにトルコにおけるアルコール消費の中で、ビールはやはりトップ。例えば2012年の統計によると、トルコの飲み物として有名なヨーグルトドリンク、アイランは年間442,000トン消費されたのに対し、ビールは998,000トン消費されたのだとか! 実にアイランの2倍も消費されるほど、トルコ人はビール好きなんですね。ヨーロッパ人同様、国を挙げてのスポーツ、サッカーを観戦する時にもビールは欠かせません。

 

エフェスが人気の理由

カドゥキョイ八百屋

町中で見かける、エフェス・ロゴ。この八百屋さんの屋根にも、2階にも

Anadolu Efes Spor Kulubu

トルコ1・2を争う強豪チーム、エフェスピルセンSK。ここを出てNBA選手になったトルコ人もいる(©Anadolu Efes Spor Kulubu)


 
ブルースフェスティバル

毎年恒例の人気フェスティバルとなった、ブルースフェスティバル(©Blues Festival 24)


 
Efes Bira

色々な種類が生産されるようになり、よりどりみどり!

そんなビール好きの国・トルコを代表するビールブランド、エフェス。街を歩いていても、青いエフェスロゴはあらゆるところで目につくほど庶民にとってのトレードマークとなっています。それだけでなく、エフェス・ピルセンは男子バスケットボールチームのスポンサーでもあり(現在は法改正によりアナドル・エフェスという会社名を利用)、トルコ1部リーグの優勝常連チームという強豪です。一方でイベントにも力を入れており、毎年トルコ全国を横断するブルースフェスティバルのメインスポンサーでもあり、今年はOne Loveイベントでも名を連ねていました。このように、スポーツやコンサートなどビールを好む若い層向けのイベントを支えることが、人気を支える理由の一つとなっているようです。

最近では輸入ビールに押されがちという事情もあり、様々なシリーズ生産も展開。例えば樽生、ともいえるFICI(フチュ=樽)シリーズや、Efes Darkという黒ビール、Efes Maltというモルトビールや、アルコール度数が高めのEfes Xtra(7.5%)など、嗜好により色々なチョイスが可能になっています。

トルコに来たら、ケバブと一緒にエフェスビールをぜひ飲んでみて!

 


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