包み込むような男らしさ、復権
ディースクエアードから9月28日に新作が出ます。個人的にここのブランドの香りは非常に好みのものが多いのです。特に前の作品「ディースクエアード ヒーウッド」はウッディーとベチバーが香る爽やかなものでした。デザイナーたちの故郷であるカナダ。そのロッキーの森の中を清冽に流れる川のような清涼感があり、素晴らしい香りなんです。自分でも愛用していて、まわりの方々から褒められたこともしばしば。木で枠を取ったボトルも印象的でしたね。そんな前作とは打って変わって、大人の男臭がするのが、この新作「ディースクエアード ボディオン マン オーデトワレ」です。アンバー色の香水はまるで夕暮れの空のよう。非常にアロマティック。包み込むような優しさがあります。このフレグランスのリリースには「誘惑したい気分になったら使います」と書かれているほど、セクシーなで、しかし派手すぎず心地よい香りに仕上がっています。昔の映画の主人公のようなどっしりとした安定感もあり、いわゆる「男らしさ」に現代的な解釈を加えるとこんな感じでしょうか。
どんなシーンに使えそう?
ガイドとしては夕暮れから夜、大事な人と会う前に体にふわりと纏わせたいと思います。トップは摘み立てのレッドミントリーフ、タイムなどで深く爽やか。ミドルには同じく摘み立てのローズペタルにブラックペッパーコーン、リンドウ、シナモン、そしてラストにカシミアウッド、パチョリなどを採用したもの。男性らしい直線的でシンプルなボトルもどこか懐かしく、郷愁を誘う感じがします。彼らの作る服と同じように、上質で遊び心に溢れている、そんな新作です。DATA
ディースクエアード ボディオン マン オーデトワレ
容量:50ml、100ml
価格:8400円、1万1340円
香調:アロマティック ウッディー アンバー
調香師:アニック・メナード
問い合わせ先:インターモード川辺 フレグランス事業部
http://www.kawabe.co.jp/fragrance.html