ウィールプリンティングのアイテム
ポスタルコでは、鉄のパーツを自在に加工できる旋盤という工作機械を導入し、それをもとにつくり出したのが「ウィール プリンティング」という印刷機。円柱状の金属の外側にさまざまな溝を作って、そこにインクをつけてコロコロと転がして印刷するというものだ。「ウィール」というように、まさにタイヤが回転するように印刷されていく楽しさがある。これまでは、ノートの表紙にさまざまなラインを印刷していたが、この度リーガルエンベロープをはじめとする、レザーアイテムにもウィールプリントされたものがお目見えした。
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リーガルエンベロープをはじめ、様々なプロダクトにウィールプリンティングが施されている。これまでとはひと味ちがって、シックな印象になっている。こちらのカラーは「チャコールグレー」と「ネイビーブルー」
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ウィールプリンティング」が施されたことでトラディショナルな雰囲気が生まれている
これら「ウィール プリンテッド プロダクト」は10月末に入荷予定とのこと。ひとつひとつ手作りなので、世界にひとつだけのアイテムも所有できる満足感も味わえる。
カードが取り出しやすい財布
私はポスタルコの製品をいくつも愛用している。使っていて感じるのは、「メカニズム」というものを備えている点。機械でもないステーショナリーアイテムに「メカニズム」というと違和感を覚えるかもしれない。
ネイビーブルーのほかブラック、オリーブグリーン、ブリックレッドもある。「ロング カード&コインウォレット」各2万4150円。
そのレザーの仕切りは両端だけしっかりと縫いつけられている。カードを取り出すときは、そのポケットを前後にグワッと広げる。こうすると斜めのレザー仕切りがまっすぐになろうとして、それにあわせてカードの前後に隙間が生まれ、カードが取り出しやすくなる。これが私のいうところの「メカニズム」である。
こうした使ってみてはじめて気づく、使いやすい「メカニズム」がポスタルコのプロダクトには随所にある。
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カードポケットの反対側にあるチャック式のコイン収納部分。内側は目が覚めるようなレッド。9月末入荷予定