今年の会議テーマは「Innovation through Imagination
(創造力を通しての革新)」
Googleのソーダー氏はIT的な技術革新についてレクチャー。今後のスパにどう取り込まれていくか注目!(*)
今年のサミットは会議期間の前後に開催される周辺地域のスパツアーやワークショップも含めて5日間の開催。メインステージでは連日、スパ業界のトップ企業家をはじめ著名な経済学者、医師、コンサルタント、ITのエキスパートなどあらゆる専門家達がキーノートスピーカーとして壇上に立ち、それぞれの視点からスパ業界が進化を遂げるためのヒントを提示。
メキシコに伝わる伝統的なトリートメントをいくつも披露!知らないものも多くて感激!!(*)
注目の最新スパ情報も紹介され、カンクンをはじめと高級リゾートを有するメキシコからは、古くから伝わる数々の手技療法やシャーマンと共に行うデトックスのための民間療法が紹介されました。
マレーシアでも1、2位を争う人気スパの成功パターンを惜しみなく披露するC.K.氏(*)
アジアからはタイ、シンガポールに次ぐスパ先進国・マレーシアの注目ブランド「HerbaLine」の敏腕ディレクターが登場。人気デイスパのビジネスモデルの紹介するなど、日本にいては得ることが難しい世界各国の現状を探ることができました。
パネルディスカッションは8チームに分かれ同時開催。どこもグローバルな意見交換が白熱!
メインステージで講演しないその他の参加メンバーたちが、ただ聞いているだけかと言うとまったくそうではありません。パネルディスカッションのパネラーとして参加したり、ランチタイムでは企業の健康管理から最新のビューティ情報に至るまで幅広いテーマについてそれぞれの見解を述べる場が設けられているのです。なにしろ参加者すべてがスパのプロフェッショナル、皆熱くそれぞれのスパ業界の未来やあるべき姿を討論し、話は尽きることがないように見えました。
若い感性からも得るものがいっぱい
今回はティーン向けの女子力スパを提案し大人気だったデンバー大学が優勝!
加えてGSWSの参加メンバーたちが密かに楽しみにしているのが、このスパの専門学生たちによるコンテスト! プロの建築デザイナーの協力を得て、「未来のスパ」をテーマにコンセプトやメニュー、デザイン、運営方法に至るまで詳細にわたりプランニング。有名スパのトップやディレクターを審査員に、クオリティの高さを競いあいます。アマチュアだからこそ考えつく斬新なアイディアにはプロもかなりの刺激を受けるそうで、朝8時スタートという時間にも関わらず、多くの参加者が詰めかけるほどの人気ぶりでした。
海外らしく、親睦パーティも頻繁に行われます
生の四重奏を入れたガーデンパーティ。なんたる優雅さ(*)
会議は連日、朝8時から夕方5時過ぎまで続いていますが、その合間には楽しいピクニックランチやダンスパーティが行われます。互いの親交が深まることで新たなビジネスが生まれたりすることは日常茶飯事。
最終日は山頂のレストランを貸切り、ダンスパーティ!(*)
最近ではフランスの化粧品ブランド「クラランス」と、アメリカの人気ディスティネーションスパ「ミラバル」がコラボレートするなど、業界の最新トレンドはGSWSのこんなひとときからも生まれるのでした。
そうして生まれるスパの未来は?
(*)印 写真提供:Global Spa & Wellness Summit