最近、子どもとの心の距離が離れていませんか?
子どもの心が分からないと思いかけたときには・・・・・・
すると、子どもの心はどうなるでしょう? 親を心配させない「いい子」になろうと頑張りすぎて疲れをためたり、逆に親の気を引こうと、わざと困らせるような行動を繰り返す子もいます。「自分がいない方がみんなは幸せ」と思い込んで心を閉ざしたり、ストレスのはけ口を他人や物に向け、攻撃で不満を解消する子もいます。
幼児の頃からこうした状態が続くと、パーソナリティに影響することもあります。「頑張らなければ」が強迫観念になり、自分を追い込み続ける人、自分の存在価値を認められず自信が持てない人、他人を攻撃してストレスを発散する人。このように、生涯「生きにくさ」と戦い続けていかなければならない人もいます。
だからこそ、子どもが心を閉ざしたり、無理をしているように思えたら、早めに子どもの気持ちに近づいて、素直な心を取り戻してあげることが大切なのです。
親は愛情をそそいでいるつもりでも・・・・・・
「お兄ちゃんでしょ」などとガマンさせてばかりではありませんか?
たとえば、きょうだいが多くて我慢させられることが多かったり、下の子がまだ幼く、上の子にかかわる時間が十分にとれなかったりすると、「自分のことを見てくれていない」という思いが募ってしまいます。
また、親が忙しさから会話を途中で受け流したり、話し方のクセで、「こうでしょ?」「こうなんだから!」という言い方を多用していると、コミュニケーションのキャッチボールがうまくいかず、子どもは「自分の気持ちをしっかり受け止めてもらえた」という実感を持ちにくいものです。
親も一生懸命子どものことを思い、子どもの気持ちに近づこうと努力していると思います。ただ、あまりにも忙しくて一人ひとりの子にしっかり対応できなかったり、上手なコミュニケーションをとれないだけなのかもしれません。
とはいえ、「親子のコミュニケーションって難しい」とため息をつく必要はありません。幼い時期だからこそできる最高の親子のコミュニケーション方法があるのです。それはどんな方法でしょうか? 次のページでお伝えします。