イートインできるカフェを併設
厨房がガラス越しに見える
ショウケースには前ページの「わさびのクリームディップ」のほか、鰊のマリネや豚のリエット、キャロットラペにゴルゴンゾーラを合わせたものなど、パンのためのトレトゥール(フランス風のお惣菜)が並びます。
シンプルなパンとトレトゥールの組合せは店内18席のイートインカフェでゆっくり味わえます。
ブルターニュ産シードル(甘口、辛口、オーガニック)
のみものにも注目です。ワインに造詣の深い俳優、辰巳琢郎さんセレクトの日本ワインは気候や食文化の似ている東北から。そのほかブルターニュ産のシードルなど、シンプルなパンを引き立てる、やさしく上質な味わいです。
日仏融合の美味
さて、パンの話に戻りましょう。シンプルなパンにプラスアルファした、ある意味日本的発想のバラエティブレッドのおいしさも話題を呼びそうです。
ドライトマトとケシの実のバゲット
たとえば「ドライトマトとケシの実のバゲット」(315円)。味つきの変わりバゲットですが、お酒にもよく合います。
リンゴのそば粉パン
そのまま食べて止まらなくなるのは、「リンゴのそば粉パン」(378円)。
リンゴとそば粉というブルターニュ的な素材を使いながら、もっちりとしたソフトな生地にシナモン風味の甘いリンゴを練りこんでいます。
そしてやはりソフトでしっとりした生地にジャガイモの角切りがゴロゴロと入った「じゃがいものパン」(252円)。これらが人気を呼びそうです。
じゃがいものパン
基本的にバゲットなどシンプルなパンを中心としたフレンチスタイルの店ですが、バラティブレッドの展開や、ひそかに餡を包んだパンなどもあるのは、商店街という立地にあわせた日仏融合の商品構成といえるかもしれません。