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「なぜ中学受験(なんか)するの」後日談(2ページ目)

「どうして中学受験(なんか)するの」という記事へ、賛否ともに大きな反響が寄せられました。筆者カワサキは予想していたこととは言え、結構痛い目に遭う一方で、「すげー納得」「目ウロコ」という感想も。その反響を受けての、筆者の感想です。

河崎 環

執筆者:河崎 環

子育てガイド

受験が大きな意味を持ってしまう「資源に乏しい国」日本

男子中学生

誰にも等しく教育の機会がある社会が理想。公立中高一貫校がその役割を果たせるか!?

だから、不公平感なく純粋に「12歳で打つべき知性」をちゃんと打つ場として、公立中高一貫校のありかたに共感するし、期待しているし、行方を注視しているのです。いま自分も子どもを育てている立場として、この天然資源の乏しい国で教育を受ける機会がフェアでなくなったら、子どもたちどうすりゃいいんだよ、って思うから。天然資源に恵まれ、大学とは別に職業学校があり、職人としての生き方がある程度保証されている欧州とは条件が全く違います。いや、どの国でも高等教育に手が届く層は恵まれた層なんですよ。ただ、学びたい子どもをきちんとすくえるシステムがないと。

「甘ったれてるアタシのばか!」ある意味これも学歴コンプレックス

高学歴高収入のエリートによるエリート再生産だけが進んだら、先細りでしかないですよね。だって、再生産って歩留まりがあるでしょう。100%再生産はできないですからね。それは堕落組の私自身が一番身に沁みて知っているんですわ。

だから、学歴なんか関係ない、地頭のよい人に出会うと胸がすくんです。「頭がいいってこういうことだ!」「チクショウ甘ったれてるぞ、アタシのばか!」ってね。そう、私、むしろ学歴コンプレックスなんですよね。


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