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平成24年4月から年金支給額・保険料ともに引き下げ

平成24年度の国民年金保険料と年金額が発表されました。保険料、年金額とも昨年に続き2年連続の「引下げ」となります。ただ、平成24年度の年金額は、引下げが2度もあるのです。

和田 雅彦

執筆者:和田 雅彦

年金ガイド

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2年連続で国民年金保険料引下げに 

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国民年金の保険料は2年連続で引下げられているにもかかわらず、厚生年金保険料はあがり続ける。

平成24年度の国民年金保険料と年金額が発表されました。昨年(平成23年)は制度創設以来初めて国民年金保険料が引き下げとなりましたが、今年も引下げとなります。

■平成23年度保険料……月1万5020円
■平成24年度保険料……月1万4980円
(前年度比 -40円)

国民年金の保険料は毎年280円ずつ引き上げられることになっているのですが、実際にはそれに物価変動や賃金変動を加味して計算されるため、昨年は-80円、今年も-40円と当初の予定よりもかなり低くなっています。

当初の予定では、平成24年度の保険料は1万5540円だったので、予定より500円以上低くなっている事になりますね。一方、厚生年金保険料については、物価や賃金変動に関係なく毎年0.354%づつ引き上げられていますので、何か割高感を感じてしまいますね。

年金保険料の決まり方について詳しくは国民年金保険料っていくら払うの?厚生年金保険料、忙しい時期で保険料が変わる!?も参考にして下さい。

年金額は0.3%引下げ

一方、受け取る側の年金額については、どうなるのでしょうか? 年金額の決まり方についても、物価の変動により、毎年、金額が上下します。

その結果、平成24年度の年金額については、保険料が引き下げになったのと同じく、年金額も引下げとなりました。具体的には、0.3%引下げられます。

例えば、老齢基礎年金について、
・平成23年度 老齢基礎年金(満額)……78万8900円
・平成24年度 老齢基礎年金(満額)……78万6500円(-2400円)
ひと月あたり、200円の引下げとなります。

老齢厚生年金についても、同じく引き下げられます。この引下げは4月分(6月支払)からスタートします。

>>実は平成24年度の年金額の引き下げはこれだけではありません。
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