マンション相場・トレンド/新築マンションレポート

渋谷駅徒歩1分の免震レジデンスが建て替えで誕生(2ページ目)

東日本大震災以降、地震対策が喫緊の課題になっています。東京でも、耐震化の終わっていない建物も多いのが実情。建て替えによる耐震性の向上が求められます。現・住宅供給公社が1959年に分譲した美竹ビルの建て替え事業で誕生した免震マンション『テラス渋谷美竹』を紹介します。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド


洗練された建物デザイン
屋上テラス、プライベート空間のサロンを設置

外観は、基壇部の商業・オフィス部分には、ガラスウォールが使われ、シンメトリーに3つのホワイトタイルが美しい建物が空に伸びます。斬新かつ安定感のあるフォルムです。
『テラス渋谷美竹』外観完成予想図

商業・オフィスと住宅の複合開発で誕生する『テラス渋谷美竹』 。渋谷の新たなランドマークが誕生する


エレベーターホールの手前にコンシェルジュカウンターを設置。共用廊下は、内廊下方式でホテルライクなプライベート感のある演出です。専有部は、33.10平米から113.47平米と多彩なプランで、あらゆる層がアクティブに暮らせる「渋谷」駅徒歩1分の宮益坂エリアといった魅力的なロケーションに応じたプランニングです。ディスポーザー、食器洗い乾燥機、タンクレストイレ、天然石カウンターなど設備も充実しています。

地下3階には161区画のトランクルームを設置。各階にダストルームを設けるなど暮らしやすさに配慮。24時間有人管理で、セキュリティラインも幾重にも設けられています。屋上にスカイテラスを設置。居住者向けのサロンやスタディールームなど用意されています。

建て替え+免震+都心の希少性
免震マンションの普及は、わずか数パーセント

免震構造のマンションの揺れの軽減の力は、免震マンションに住んでいる方なら経験したでしょう。オフィスの本棚からは、書籍が散乱していたのに、免震構造の自宅マンションに帰るとモノがほとんど落ちていなかったという経験を3月11日、私もしました。

1995年から注目され始めた分譲マンションの免震構造ですが、この間供給されたマンションのうち、免震構造を採用したのはわずか数パーセント。マンションの高層化や大規模化が進んでいる割には、少ない数値だと思います。

テラス渋谷美竹は、3月3日より第1期90戸がスタート。価格は、3,780万円から1億8,400万円。希少な立地と免震構造採用の建物価値がどのくらいユーザーに評価されるのか注目してみたいと思います。


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