小さな本格フレンチを味わってもらうためのサンドイッチ
料理を味わうサンドイッチ各種
正面の壁面にはいろいろな色の小型食パンが並び、黒い店内に彩を添えています。ナチュール、ゆずショコラ、紅茶オレンジ、トマト、カレーとドライオニオン、コーヒーとクルミなど。これらはサンドイッチに、新鮮なバリエーションをもたらしています。食パンの色付けは、加工品(野菜フレークなど便利な食材)は入れずに料理人の技術を駆使して一から作られます。
壁面に並ぶカラフルな食パン
「これでなきゃいけない、とハード系だけで作っちゃったら、食べてもらえないかもしれない。僕はデギュスタシオン感覚でやってるんです」
デギュスタシオン、すなわちテイスティング。サンドイッチの中身の、小さな本格料理を味わってもらうためのパンなのです。そう、なんといったってここはパンがメインではないパン屋さんだから。
「らしさ」にこだわるこの店では、たとえばフルーツサンドもル・プチメックらしく、柚子ショコラの食パンに、洋梨のコンポートのキャラメリゼとキルシュクリームを挟んだ「キャラメルポワール」となります。デザートの一皿を味わう感覚ですね。
ル・プチメック風フルーツサンド、「キャラメルポワール」、 かぼちゃのスープ、ヴァニラ風味