ペイビング材
ペイビング(paving)とは、「舗装」という意味です。ガーデニングではアプローチにレンガなどを敷くことを指します。ペイビングに用いる敷材によって庭のイメージも変わってきますので、じっくり選びたいですね。以下にガーデニングでよく用いられるペイビング材料と、特徴について挙げてみました。■砂利
施工自体は、「撒くだけ」と簡単です。従来の化粧砂利、玉砂利に加え、ガーデンストーンと呼ばれる洋風の砂利や、踏みしめると音がする「防犯砂利」という商品もあります。
■レンガ
入手しやすく扱いやすい敷材です。様々な色・サイズがあり、かつてどこかで使われていた「アンティークレンガ」とか、窯作りに使う「耐火レンガ」といったものも。
また、敷材としてだけでなく、花壇のエッジなどにも使用されます。アプローチや広い面積を舗装する際は、下地をしっかり作る必要があります。
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ピンコロ石出舗装されたアプローチ
花崗岩などをサイコロ状に加工した、舗装用の石です。サイズは90×90×90ミリ(一丁掛)のものが一般的ですが、45×90×90ミリ(半丁掛)のものや60ミリ角といったサイズのものもあります。
ピンコロは表面が滑らかではないので、レンガや平板に比べると仕上がりはラフになります。
■コンクリート平板
コンクリート製の舗装材で30×30センチのほか30×45、30×60などサイズもいろいろありますが、大きくなるとその分重量が増すので、家庭で施工するのは30センチ角くらいが限度でしょう。砕石と砂で下地を作った上に敷くと、しっかりしたものができます。メロン柄など模様の入ったものや色付きのものもあります。
■透水平板
表面が平らなコンクリート平板は雨が降ると滑り易いものですが、透水平板は、その名の通り水を通すので表面に水溜りができず滑りにくい敷材です。重さもコンクリート平板の半分位いなので、コンクリート平板よりは施工しやすいでしょう。
■枕木
枕木は元来の用途のため、しっかりと防腐処理がなされているため、中古の枕木がガーデニングの敷材や花壇のエッジに流用されるようになりました。現在ネット通販などで入手できますが、重量があることとカッティングが大変なのが難点です。このほか新品枕木、枕木風に加工された軽量安価な製品、枕木風に加工されたコンクリート製のものもあります。
■インターロッキング
透水性のある、舗装用ブロックです。コンクリートやモルタルで固めないので、下地をしっかりと作る必要はありますが、レンガと同じような感覚で扱えます。施工後しばらくは雨で目地の砂が流出してしまうので、補充が必要になります。
乱張りのアプローチ
薄くスライスされた敷石で、ブラッドストーンやジュラシックストーンなど、こちらも種類はいろいろです。不定形なので、大きい石を配置した後に、割った材で隙間を埋めるようにして、うまく組み合わせて張っていきます。
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