DTM・デジタルレコーディング/オーディオインターフェイス

CES、NAMMでiOS対応DTMデバイスが続々登場(3ページ目)

相変わらずハード、アプリと次々にDTM関連製品が登場してくるiPad/iPhoneの世界。1月には米国でCES、NAMM Showが連続してあったため数多くの製品が登場しました。ここでは主なハードを見てみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

iRigのラインナップが充実

iPad/iPhone用のDTM用途のオーディオ周辺機器を最初に出して、大きな話題になったのはイタリアIK MultimediaのiRigでした。そのiRigのシリーズ製品がCES、NAMMで次々と発表になりました。

iRig MIX

iRig MIX

異色なのがiRig MIX。これはiPadとiPhoneとか、iPhoneを2台など、2つのiOSデバイスを並べて使うもので、それぞれのオーディオ入出力をiRig MIXに接続すると、双方の楽曲演奏の同期を取ることができるというDJ機器。実はデジタル接続ではなくアナログ接続になっているのがポイントで、マスター側からの音からビートを検出し、それにあわせる方たちでスレーブ側がテンポを合わせるようになっています。

iRig STOMPは従来からあったiRigをストンプ型にしたというもの。つまり、足元に置くエフェクターとして、iPhoneやiPadが利用できるというわけです。機能そのものはiRigと変わらないのですが、足元でスイッチのオンオフができたり、他のエフェクターと並べて接続できるのがポイントです。

iRig MIC Castは非常にコンパクトなマイク。iPhoneやiPadのヘッドホン端子に取り付けるだけで、それなりの高音質で録音できるというのが大きなポイントになっています。

iRig PRE

iRig PRE

上記3つはCESで発表されたものですが、翌週のNAMMではさらにiRig PREという機器を発表しています。これはマイク用のプリアンプで、XLR接続のマイクをiPhone/iPadのヘッドホン/マイク端子用に変換するという機材。9V電池が必要になりますが、簡単に使うことができます。

これらiRig機器はすべてアナログ接続というのがポイント。最近デジタル接続の高音質機器が主流になりつつありますが、単純なだけに扱いが簡単で価格も安いのが大きな魅力ですね。

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IK MultimediaがiRigファミリーを一気に3機種発表

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