パワーポイントの機能で簡単！地図の挿入と地図スライド作成

地図の挿入と地図スライド作成

プレゼン資料の中に「地図」を用意して、会場までのアクセスなどを説明する場合があります。地図が画像ファイルとして用意されている場合は、そのままスライドに挿入することができますが、そうでない場合は、いちから地図を作成することになります。

地図を作成するには、いくつもの図形を組み合わせる方法がよく使われますが、時間をかけた割に思うような地図が描けなかったという声を耳にします。

このようなときは、地図ソフトの「GoogleMAP」で目的の地図を検索し、検索結果の地図をスライドに貼り付けるのもひとつの方法です。いろいろなシーンで「Google MAP」の地図を見かけるようになった昨今では、地図の見方に慣れているという利点があります。そして何より、図形を組み合わせて自作した地図よりもずっと短時間でわかりやすい地図のスライドを作成することができるのです。
   

パワーポイントの「スクリーンショット」機能で地図を丸ごと貼り付ける

PowerPoint2010の「スクリーンショット」機能を使うと、作成中のファイル以外の画面を簡単な操作でスライドに貼り付けることができます。インターネットで閲覧している画面はもちろんのこと、WordやExcelなどの他のソフトの画面やPowerPointの他のファイルの画面も貼り付け可能です。

まず、準備作業としてスライドに貼り付けたい画面を表示しておきます。ここでは、インターネットに接続し、「Google MAP」でオールアバウト社の地図を表示しました。「A」のフラッグが付いている個所が目的地です。 次に、地図を貼り付けたいスライドを表示して、「挿入」タブの「スクリーンショット」ボタンをクリックします。 すると、作業中のファイル以外に開いている画面が一覧表示されるので、スライドに貼り付けたい画面をクリックします。 スライドに「Google MAP」の地図画面が丸ごと画像として貼り付きました。 周りの白いハンドルを内側にドラッグしてサイズを調整し、適切な位置にドラッグして移動しておきましょう。  

パワーポイントで地図の一部を貼り付ける

前ページの操作で画面を丸ごと貼り付けると、メニューバーや検索ボックスなど、地図を見るのに必要のないものまで表示されてしまいます。画面の一部だけを貼り付けるには、地図を貼り付けたいスライドを表示して、「挿入」タブの「スクリーンショット」ボタンから「画面の領域」をクリックします。 「Google MAP」の地図画面に切り替わったら、スライドに貼り付けたい部分を四角形を描くようにドラッグします。 すると、ドラッグした部分だけをスライドに貼り付けることができます。 地図は画像として貼り付けられるので、PowerPointの図形機能を使って駅からの道順を地図上に書き足したり、テキストボックスを挿入して住所や電話番号などの情報を表示しておくと親切です。
 

パワーポイントで作成済みの地図を貼り付ける

会社や施設などでは、下の図のように、インターネットで地図を公開している場合があります。 その際は、「Google MAP」を使わずに、地図の画面を「スクリーンショット」の「画面の領域」機能を使って貼り付ければOKです。 ただし、インターネットに公開されている地図をプレゼン用のスライドに利用していいかどうかは、事前に確認を取るなどしてトラブルにならないように注意しましょう。

【関連記事】

• スライドに描いた複数の図形を1つにまとめる
• 道順をアニメーションで伝える地図を作る
• パワポで簡単！ガントチャート（工程表）の作り方
• スライドを方眼紙にして図形を描きやすくする
• Google スライドとは？パワーポイトとの違いや特徴