OfficeにPowerPointが含まれていない場合もある

ビジネスシーンやプライベートシーンで当たり前のように使われている「PowerPoint」。しかし、Office付きモデルと書かれているパソコンを購入したら、PowerPointがインストールされていなかったという経験はありませんか?

実は、Officeにはいくつかのモデルがあり、パソコンにプリインストールされている「Personal 2016」のエディションにはPowerPointが含まれていません。
 
  • Officeエディション一覧
 

Officeのエディションによって含まれるソフトが異なる

また、パソコンによっては、OS(Windows)しかインストールされていない場合もあります。
 

無料でPowerPointを使う方法

パソコンにPowerPointが入っていなかったらどうするか?あとからPowerPointを単体で購入してパソコンにインストールすることもできますが、お金がかかります。

会社で作成したスライドを自宅で確認・修正したいとか、他の人が作成したスライドを閲覧だけしたいといったように、PowerPointの基本的な機能だけを使いたいのであれば、無料でPowerPointを使う方法があるのです。

今回は、無料でPowerPointを使う以下の4つの方法を解説します。
 
  1. 「Office Online」を使う
  2. 「Officeアプリ」を使う
  3. 「Office 365」 を無料で試す
  4. 「Google スライド」など無料の互換性があるソフトを使う

1・2・3の方法では、事前にマイクロソフトアカウントを取得しておく必要があり、データの読み書きはWeb上の保存場所である「One Drive」を利用します。また、無料で使えるPowerPointは、PowerPointのすべての機能が使えるわけではなく、機能を制限しています。無料版を使ってみて、必要な機能がないとか、本格的にPowerPointを使いたいと思ったら、その時点で有料版に切り替えてもいいでしょう。
 

1.「Office Online」を使う

「Office Online」とは、Webブラウザーで動くOfficeのことで、PowerPointを使う場合は「PowerPoint Online」を利用します。

まず、Webブラウザーを起動して、「PowerPoint Online」の画面を開き、画面中央の「Microsoft アカウントでサインイン」をクリックします。
 

Webブラウザーで、「PowerPoint Online」のキーワードで検索するとすぐに見つかる

表示される画面で、アカウント名とパスワードを入力すると、Webブラウザーに「PowerPoint Online」が表示されます。One Driveに保存したスライドを開いて作業する場合は、左側の「One Driveから開く」をクリックして、保存済みのファイルを指定します。つまり、会社で作成したスライドを自宅で修正したいのであれば、そのスライドをOne Drivに保存しておく必要があります。
 

PowerPoint Onlineのスタート画面。新規にスライドを作成する場合は、中央の「空白のプレゼンテーションを新規作成」をクリックする

「PowerPoint Online」にスライドが表示されたら、画面上部の「プレゼンテーションの編集」をクリックし、表示されるメニューの「ブラウザーで編集」をクリックします。「PowerPointで編集」をクリックすると、パソコンにインストールされているPowerPointが起動されるので、PowerPointがインストールされていないパソコンでは利用できません。
 

スライドを見るだけなら、画面上部の「スライドショーの開始」をクリックすればよい

これが、「PowerPoint Online」の編集画面です。使い方は、有料のPowerPointと同じですが、画面上部のリボンをよく見ると、ところどころ、ボタンがグレーアウトしているのがわかります。これらのボタンはPowerPoint Onlineでは提供されていない機能だという意味でです。
 

リボンの中でグレーアウト(淡色表示)されている機能は使えない


PowerPoint Onlineは、わざわざソフトをインストールしなくても、インターネット環境のあるパソコンでWebブラウザーを起動すれば、すぐに使えるのが特徴です。
 

2.「Officeアプリ」を使う

「Officeアプリ」とは、主にiPhone/iPadやAndroidにインストールして使うOfficeです。例えば、iPhoneでPowerPointを使う場合は無料の「PowerPointアプリ」を利用します。

まず、「App Store」(Androidの場合は「Play Store」)で「PowerPointアプリ」を検索し、「インストール」をタップします。
 

検索ボックスに「PowerPoint」のキーワードを入力して検索する

もしくはこちらからインストールしてください。
iOS:Microsoft PowerPoint
Android:Microsoft PowerPoint

インストールしたPowerPointアプリを起動して、Microsoftアカウントでサインインすると、PowerPointアプリの画面が表示されます。One Driveに保存済みのファイルを開くときは、画面下部の「開く」をクリックしてファイルを指定します。
 

PowerPointアプリのスタート画面。データを開いたり保存したりするときはOne Driveを使う

すると、iPhone画面にPowerPointのスライドが表示されます。スライドを修正するときは、画面下部に並んでいるボタンをタップして機能を選択します。
 

iPhoneのPowerPointアプリを使って、パワーポイントで作成したスライドを開いた図。機能は画面下部に表示されている

iPhoneを横向きにすると、スライドを大きく表示することもできるので、スライドを閲覧するときに便利です。
 

iPhoneの向きに連動して、スライドの表示が変わる

PowerPointアプリは、最初に1回だけインストールする必要がありますが、移動中や外出先でも気軽にスマートフォンやタブレット端末を使ってPowerPointを使えるのが特徴です。
 

3.「Office 365」 を無料で試す

「Office 365(おふぃすさんろくご)」とは、毎月または毎年、一定の料金を支払うことで半永久的に提供されるサービスのことです。このような形態のサービスを「サブスクリプション型」と呼ぶ場合もあります。

「Office 365」には体験版(試用版)があり、登録してから1ヶ月間は最新のOfficeを無料で利用できます。体験版を使うには、Webブラウザーを起動して以下のサイトにアクセスし、「1か月間、無料で試す」をクリックします。

https://products.office.com/ja-jp/try
 

Office365の無料体験版の入り口となるWebページ


Microsoftアカウントでサインインしたら、画面の指示に沿って操作すればOKです。プロジェクトの関係で1か月だけPowerPointを使いたというときに重宝するでしょう。

気を付けたいのは、2か月目からは有料となること。 最初にログインしてから30 日以内にOffice 365試用版をキャンセルするのを忘れないようにしてください。
 

4.「Google スライド」など無料の互換性があるソフトを使う

Google スライドとは?パワーポイントとの違いや特長」の記事で解説した「Google スライド」は、グーグル社が開発したプレゼンテーションソフトで、Googleアカウントがあれば無料で利用できます。

Webブラウザーで「Google スライド」の画面を開き、「Google スライドを使う」をクリックします。
 

Webブラウザーで「Googleスライド」のキーワードで検索するとすぐに見つかる

ログイン画面でアカウントとパスワードを入力すると、Google スライドが使えるようになります。Google スライドの画面構成はPowerPointとよく似ており、中央のスライドの周りに必要な機能が表示されています。PowerPointを使ったことがあれば同じ感覚でスムーズに操作できます。
 

作成したスライドを開いたり保存したりするときは、Web上のGoogleドライブの「マイドライブ」を使う

ポイントは、Google スライドで作成したスライドをPowerPoint形式に変換できること。その逆も可能です。ただし、多くの企業で使われているPowerPointのスキルは必ず必要になるので、Google スライドだけしか使わないというのは避けたほうがいいかもしれません。

【関連記事】

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。