ポイント1 ほこりポイントをリストラする
家具の下に掃除道具がはいらない隙間がある、家具同士の間に隙間があるなど、ほこりポイントをどれだけ減らせるかが、掃除の手間を減らすポイント
たとえば上の写真のような家具のデザイン、配置では隙間にどうしてもほこりが溜まります。家具を選ぶときは、なるべく下の写真のように隙間がないものを選んで。ソファやベッドも、床面との間に隙間がないものを選ぶか、逆に家具を移動させなくても掃除機やほうき、フロアモップが届く空間が確保できるものを選びましょう。
隙間や凹凸が少ない家具を選ぶ、造り付けの家具にするなどの工夫をすると、ほこりポイントはできにくい
キッチンカウンターの上は特に、棚やラックを利用してこうしたフラット面を広く確保するような物の置き方をするように工夫しましょう。
ポイント2 ほこり溜りを作らない素材をセレクトする
フローリングはほこり溜りができがち。写真はコルクを表面に張った床材。ほこりの舞い方が格段に違います
たとえば、最近のインテリアで主流となっているフローリングの床は、表面がなめらかすぎて小さな風でもほこりが舞ってしまいます。このため、朝に掃除機をかけても夕方には部屋の隅にほこりが集まって、ほこり溜りができがち。
写真はガイドの居間の床に敷いてあるコルクタイル素材の床材。多少の凹凸があるこうした素材のほうが、ほこりが舞い飛びにくく、ほこり溜りができにくいのです。また、ペットや子どもがすべる心配もないので安心です。最近はDIYであとから貼れるコルクタイルもありますので、ほこり溜りが気になる人はリフォームを検討してみるのも手。
家具も、なるべく汚れが目立ちにくい素材を選んで、多少のほこりや汚れは気にせず暮らすことも忙しい人には大切なのではないでしょうか。
次のページでは残りの2つのポイント。「目立たない色でカバー」と「分割」をご紹介します。