土地活用のノウハウ/土地活用における税金対策・節税対策の知識

確定申告を人任せにすると賃貸経営に失敗する(3ページ目)

賃貸住宅経営に係わる税務のすべてを税理士さんまかせにしているオーナーさんが多いのですが、確定申告はできるだけオーナーさん自身で行いましょう。面倒な確定申告を自ら行うことによって、財産とその状態を知り、長期の経営計画を策定することができます。また賃貸経営におけるキャッシュフローが目に見えるようになり、経営上も精神衛生的にも良いことずくめです。今回は、その確定申告についてお話しします。

谷崎 憲一

執筆者:谷崎 憲一

土地活用ガイド

賃貸経営ほど申告作業が楽な業種はない

実は賃貸経営ほど申告作業が楽な業種はありません。賃貸経営においては、収入も支出も毎月ほぼ一定で、入金元、支払先も固定的です。各年を比べても、それほど違いはありません。経営がどんな状態にあるのか、とても分かりやすいのです。

事業に必要な経費の支出は、多くの業種にあっては毎日のように発生し、全体を把握するのは大変です。収入も不定期なことが多く、季節的な変動があったり、支払いそのものも手形などが使われて複雑です。しかし賃貸経営では経費の支出回数はごくわずかで、しかも定例的なものが多く、収入は決まった入居者の方が毎月キャッシュで振り込んでくれるのです。

青色申告のすすめ

私は、確定申告を自分でされると決意されたオーナーさんに対し、さらにもう一押し、「青色申告」をお勧めしています。青色申告者になると、特別控除や損失の繰越し、専従者給与の必要経費への算入といった様々な節税メリットが受けられるからです。ただ、青色申告の場合、普通に確定申告することに比べて手間は増えます。

オーナーさんの中にも、「青色申告をする場合、面倒な帳簿をつけなければならないと聞いていますが……」、と二の足を踏む方が多いのです。しかし帳簿をつけるにしても、上で述べたように入金も支出も固定的なので、申告作業は他の業種に比べればはるかに楽です。よくわからなかったら税務署の相談窓口の門を叩いてみてください。

忘れてはならないのは、「自分で調べ、勉強し、実践することに価値がある」ということです
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