深山桜庵で滞在を満喫
記事の冒頭で深山桜庵は一見和風ホテルだが、大きな和風宿という方が正確かもしれないと説明しました。しかし、上の写真でも感じると思いますが、和洋室主体の客室に入ると、やはり和風ホテルだと思うから不思議。接客も基本的にはホテルタイプですが、シンプルな接客に返って好感を持つ人も多いと思います。大浴場では夜は牛乳、朝は乳酸菌飲料のサービスがあり、ロビーでは深夜に高山ラーメンが振舞われます。しかし、いずれも数に限りがありますので、お早めに。ロビー以外の休憩スペースも充実しており、風呂と客室とロビー以外にも居場所が有る事は、本当に重要な事だと思わせてくれます。
冬は奥飛騨という厳しい自然環境なので、宿泊客の到着も遅れ気味になると想像していたのですが、チェックイン開始時間と同時に大量の個人客が押し寄せて来て、ロビー付近は大変な熱気です。人々がこの宿に憧れ、この宿に泊まる事を目的に旅行して来たと分かり、その意気込みに圧倒されました。こうした強い目的意識のある人こそ、この新しいコンセプトの宿を存分に堪能出来るに違いないと思いました。
なお、和洋室の客室には露天風呂感覚の星見風呂(展望風呂)がありますが、通常は温泉ではありません。客室でも温泉を希望する場合は、数千円高い部屋を指定して予約する必要があります。もちろん、別棟の離れ「姫子松の抄」は全室温泉の露天風呂付きです。
深山桜庵詳細情報
■奥飛騨温泉郷 平湯 匠の宿 深山桜庵住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯229
電話:0578-89-2799
日帰り入浴:不可
宿泊料金:一泊二食付き2万円~(二名一室、他に各種プランあり)
アクセス:長野道松本ICより車で約1時間30分
高山清見道路高山西ICより車で約1時間30分
地図:Yahoo!地図情報