2.古枝と新枝の更新

バラの枝は3年も経つと、老化して花つきが悪くなってしまいます。そこで、毎年良い花をつけさせるために、夏頃に伸びる勢いのよい枝(ベーサルシュート)と更新させるのです。
適期は冬剪定(寒冷地は春)の時で、古枝は思い切って地際で切り取ってしまいます。

なお剪定の際は、芽の位置や向きに注意しましょう。剪定すべき枝として「内向きの枝」がありますが、これは内芽(内側に向いた芽)が伸びた結果です。従って剪定は、画像Cのように充実した外芽の5ミリ程度上の位置で切るようにします。

ちなみに、画像Aは芽に近いうえに水平に切っているので芽も枝も傷んでしまいます。Bは芽の向きと剪定の向きが逆で、これも芽が傷みます。Dは、芽から離れた位置で剪定していて、枝先が枯れ込みやすいです。
バラ剪定イメージ

バラの芽と剪定位置


3.花がら摘みをして、充実した枝を出させる

花が終わったあと花がらをつけたままにしておくと、バラも他の植物同様に子孫を残すべく種を作ろうとします。種をつけるには多くのエネルギーが必要で、栄養分もそちらに取られてしまうので、次に咲く花が貧弱になってしまいます。また、病気の発生源になることもあるので、花が盛りを過ぎたら早めに花がらを切り取るようにしましょう。切る位置は、5枚葉の付け根にある芽を確認して、そこから5ミリくらい上になります。
バラの花がら摘み

花がらは、5枚葉をつけて切り取る

今回は四季咲き性バラを例にとってご説明しましたが、芽の位置や花がら摘みなど、基本は他のバラでも応用できます。一季咲きやシュラブタイプなどは、冬剪定以外は不要枝の除去と花がら摘みを行えばよいわけです。

ガイド記事【あなたは切れる人?切れない人?】で、草花を例に「切る」ことの大切さを述べましたが、バラも同じ。適切に整枝剪定して、よい花を咲かせましょう!



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。