メカニカル感タップリの操作感

では、次にペン先を出してみる。ペン先を出すにはボディをツイストさせる。やや重みを感じながら軸を180度回転させると、じわりじわりとペン先がくり出されてくる。
ラミーダイアログ3

ボディを半回転ツイストさせると、ペン先が繰り出される

感触に最後カチッという手応えがあり、それが合図となってペン先がロックされた状態になる。このペン先を繰り出している間、目立った音はほとんどしない。試しに、耳元でもう一度ツイストしてみると、メタル同士が触れ合う「スゥー」という音がかすかに聞こえる程度。改めて考えてみると、ラミーのペンの中では価格が上になるほど、こうした操作音というのはほとんどしないような気がする。

さて、このツイストをする際、ついついペン先が出てくる所に目が行きがちだが、ここでクリップにも注目したい。ペン先ほど盛大な動きではないが、この時クリップがほんのわずかに沈み込む。 
ラミーダイアログ3

ペン先収納時にはクリップとボディの間にわずかにすき間がある

ラミーダイアログ3

それがペン先を繰り出すと、ご覧の様にそのすき間はなくなる

「ラミースイフト」では、クリップはボディと同化するように完全に沈み込むが、この「ダイアログ3」では沈み込みはするものの、少し飛び出したままだ。そもそも完全に沈み込ませないのなら、クリップの位置は、そのままでもいいように思う。しかし、その考えは全く間違っていたことに気付かされた。つまりそれは、握り心地という面で大きな違いがあるということだ。

試しにペン先を出していない状態、つまりクリップの飛び出しが大きいままに手にしてみる。次に、ペンをしっかりと繰り出してクリップを沈み込ませて握り比べてみる。
ラミーダイアログ3

わずかに沈み込んだクリップにより、握った時の安定感がすこぶるいい

これが微妙にフィーリングが違う。クリップが飛び出している時は、クリップが主張しすぎて握っていて落ち着かない。グリップを握るというよりも、むしろクリップを指ではさむ方に神経が行ってしまう。

一方、クリップを沈み込ませた状態だと、これが実に自然。あくまでグリップをしっかりと握り、クリップはほんの少し添えるという感じになる。1mm にも満たない差が、これほど大きく影響するとは驚いた。
ラミーダイアログ3

クリップは根元を押すと、先が広がるバネ式になっている

ラミーダイアログ3

これはアルミ製クリップのようだが、裏から覗きこむとラミー十八番の無垢クリップになっていた


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