契約に関わる重要なことを説明してもらう
基本的には、その賃貸借契約に関わるもっとも重要なことについて説明されます。主に賃貸する物件のことと取引条件に関わることです。
建物の設備や状況、契約にかかわることなど、主な大切なことを説明される
・登記記録に記載された内容
・法令に基づく制限の概要
・水道、ガス、電気などのインフラ整備状況
・建物の設備の整備状況
・建物建築の工事完了時における形状など
・石綿使用調査の内容
・耐震診断の内容
など
◎取引条件に関係すること
・賃料や共益費など授受される金銭
・契約期間や更新に関すること
・契約の解除に関すること
・建物の用途やその他の利用の制限に関すること
・敷金などの清算に関すること
・支払金や預り金のこと
・損害賠償額や違約金のこと
・管理の委託先
などの説明です。
(国土交通省が推奨している重要事項説明書はこちら)
契約に関してかなり重要なことばかりですので、説明をじっくり聞くことはとても大切です。
ですから、できるだけ重要事項説明書を契約日より前にもらうようにしましょう。あらかじめ、目を通しておき分からない言葉や要点を質問できるようにしておくと万全です。
特に、後からトラブルになりやすい敷金の清算に関することや、それに起因して建物の最初の状況などはしっかりチェックし、確認しておくといいですね。