決まり文句は使って覚える
オフィスで英語を使う際、日常的なフレーズや単語が大切だということを、わかっていただけだでしょうか。それではオフィスで重宝するこんな決まり文句、( )の中に何が入るか、考えてみてください。
1.Could you please ( ) a copy?
(コピーを取っていただけますか?)
2.Please ( ) a message to Mr Saito.
(斉藤さんにメッセージを残してください)
3.I'll ( ) the phone.
(私が電話に出ます)
答えは、1.make、2.leave、3.getです。こういった表現は、繰り返し使って身に付けていくしかありませんね。
コミュニケーションのコツをつかむ
外国人の同僚と気軽に話をしてみよう
それでは最後に、外国人の同僚とうまくやっていくための心構えをいくつかご紹介します。
日本人同士のやりとりでもお互いに気配りや思いやりが必要なのと同様、外国人を相手にしたときにも、いろいろな配慮が必要とされます。ただそれが、日本人相手のときと異なるだけなのです。例えば、日ごろこんなことに注意してみましょう。
・最初に用件を言う
日本人同士のコミュニケーションでは、「今日佐藤さんが休みで、人手が足らないんだけど…」などという話し方をしますが、外国人が相手だと、それでは混乱する恐れが。Could you please help us? We need more people because Ms Sato is absent today.(手伝ってもらえませんか? 人手がいるんです。佐藤さんが休みなので)のように、最初に用件を言いましょう。
・むやみに謝らない
日本語では「すみません」「申し訳ないけれど」というのが丁寧とされていますが、Sorry I have to ask you ...(すみません、あなたに…をお願いしないと)などと言うと、頼むほうに何か非があるのかと思われかねません。日本語の「すみません」の感覚でSorry.を使うのは避けましょう。
・意見の対立を恐れない
日本人は険悪な雰囲気が生じるのをできるだけ避ける傾向にありますが、外国人は気に入らないことがあると I don't want to do it.(私はやりたくありません)と、平気で言ったりします。だからといってあなたに反感があるとか職場に不満があるというわけではありません。OK. Can we talk about it? (わかった。それについて話してみようか?)といったように、冷静に対応しましょう。
うまくコミュニケーションが取れないこともしばしば生じるかもしれませんが、それも異文化を知るための貴重な機会ととらえ、上手につきあっていきましょう。