Aさんの部署に新しくオーストラリア人の同僚が配属されることになりました。日本語はほとんど知らず、普段の職場の会話は英語になります。Aさんが最も苦手とするのは、実は会議の英語でも打ち合わせの英語でもなく、廊下ですれ違ったときのあいさつ! How are you?と声をかけられるのですが、「返事がいつもFine, thank you.じゃ能がないし……」と、最近もっぱら悩みの種に。いったいどのように解決すればよいでしょうか?

実は大事な日常会話

ビジネスで使用する英語も、基本は日常会話でのフレーズが役に立つ

ビジネスで使用する英語も、基本は日常会話でのフレーズが役に立つ

社内や取引先で日常的に外国人に接することになったとします。多くの日本人にとって一番困るのは、「やあ、どうも」「またね」「よろしく」といった、普段の何気ない会話ではないでしょうか。しかも、ビジネス英会話の本を見ても、「同僚と廊下ですれ違ったときのあいさつ」なんて載っていません!

仕事で英語を使うことが多くなってきた今、一番必要とされているのは、実は「日常会話のセンス」かもしれません。例えば、Aさんのようにオーストラリア人と同じ部署になった場合、日々次のようなフレーズが飛び交うことになります。

  • How are you?(元気?)
  • Pretty good!(とっても!)
  • Is everything all right?(問題ない?)
  • What's up?(どうしたの?)
  • Never mind!(気にしないで!)

どれをとっても、日常会話の本の最初に載っている、ごく簡単なフレーズばかりです。でも、こういったフレーズがうまく使いこなせるようになれば、職場の雰囲気がグッとよくなるに違いありません。

最初に登場したAさんの例ですが、例えば廊下で顔を合わせたら、こんなふうにあいさつしてみるのはいかがでしょう。

同僚: How are you?(元気?)
A: Pretty good! And you?(とっても元気。君は?)
同僚: Couldn't be better.(すっごくいい)
A: See you in the meeting room later, OK?(あとで会議室でね?)
同僚: Yeah, see you.(うん、じゃね)

あいさつのコツがつかめたら、次は単語です。身近なところにあるものを英語で言えるだけで、結構自信がつくものです。次のページでご紹介しましょう。