DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

iPhone/iPadをギター用エフェクタにしよう(2ページ目)

DTM用のアプリ、そして周辺機器がどんどん拡充されているiPhoneおよびiPad。シンセ、レコーダー、シーケンサなどあるなか、今回はエフェクタとしての面白さについて紹介してみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

エフェクタとしての決定打、LINE6のPODが本家から登場

Line6 Mobile In

DOCKにつなぐ入力専用オーディオI/F、Mobile In

AmpliTubeが先頭を行くエフェクタの世界に待ったをかけたのがLINE6です。LINE6といえば、アンプシミュレータ、PODが有名ですが、PODを持つLINE6が自らiPad/iPhoneのエフェクタの世界に製品投入したのです。

すでにLINE6はMIDI MobilizerというMIDI I/Fを出していましたが、今回リリースしたのは似た形状のMobile Inというハード。これはギター入力とライン入力が可能な非常にコンパクトな機材ですが、iRigのようにアナログ接続するのではなく、DOCKにデジタル接続するというもの。

iPhone/iPadの標準マイク入力はやはり楽器用に作られたものではないため、それほど音質がよくなかったわけですが、デジタル入力なので、その辺はバッチリです。

POD 2.0を再現するMobile POD

POD 2.0を再現するMobile POD

しかも無料配布されるMobile PODというアプリが凄いんです。これ、LINE6のPOD 2.0をそのままアプリ化したというもので、POD 2.0でシミュレーションしているギターアンプ、キャビネット、ストンプエフェクタがすべて収録されており、ほぼ同じ音を再現。機能的にはさらに上になっていて、最大8つのエフェクタを並べて使うことができたり、iPod機能による音楽再生に合わせて弾くことができるなど、楽しさの面でもさらに向上しているのです。

これで実売価格8,400円前後なのですから、大ヒット製品になりそうな予感です。

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