DTM・デジタルレコーディング/レコーディング・制作ノウハウ

iPhone/iPadをギター用エフェクタにしよう(3ページ目)

DTM用のアプリ、そして周辺機器がどんどん拡充されているiPhoneおよびiPad。シンセ、レコーダー、シーケンサなどあるなか、今回はエフェクタとしての面白さについて紹介してみましょう。

藤本 健

執筆者:藤本 健

DTM・デジタルレコーディングガイド

GarageBand搭載のエフェクタ機能も秀逸

Garagebandに搭載されているアンプシミュレータ

Garagebandに搭載されているアンプシミュレータ

でも中には、「エフェクタのアプリをわざわざ単体で買わなくてもPCと同様にDAWの一機能として入手すればいいじゃないか」という人もいるでしょう。

そう、実はそうしたアプリも登場してきています。その代表格はなんといってもApple純正のDAW、Garagebandでしょう。ここにはレコーディング用の一機能としてGuitar Ampというものが搭載されており、各種ビンテージギターアンプをシミュレーションすることができます。

Garageband

10種類の中から4つのストンプエフェクタを利用可能

さらにファズやコンプ、コーラス、ディレイ……と10種類のストンプエフェクタが用意されていて、計4つまで組み合わせて使うことができますからね。そこで演奏した結果をそのままレコーディングまでできてしまうのですから、なかなか便利です。

さらに11月初旬にGaragebandはVer1.1へとアップデートされたたのですが、450円という安い価格はそのままにiPadだけでなくiPhone、iPod touchにも対応してしまったのですから、ちょっと驚きです。価格的に考えても、これを買わない手はないですよね。

【関連記事】
買わない理由はひとつもない、iPad用GarageBandのスゴイ完成度

AMPKITやiShredLIVEなどもいろいろある

AMPKIT

AMPKIT

もちろん、そのほかにもいろいろなエフェクタ・アプリが存在しています。たとえば、米Peavey ElectronicsはAMPKIT LiNKという、iRigのようなハードウェアを販売すると同時に、AMPKITというギターエフェクタのアプリをリリースしています。以前、このAMPKIT Linkを個人輸入したことはありましたが、現在ではちゃんと国内代理店が扱っているようです。もっとも、Mobile InやiRig、iXZと比較すると、音質的、性能的に見てイマイチだった印象ではありますが……。

同様に米Griffin TechnologyではGuitar Connection Cableというものを出しています。これは、iPhone/iPadのヘッドホン端子に接続するギター用のシールドなのですが、これも輸入して試したところ、まず見た目にダメダメでした。このGriffinではiShredLIVEという、ギターアンプシミュレータを出しています。

AMPKITもiShredLIVEもアプリのほうは無料ですし、プロテクトもかかっていないので試してみてもいいと思います。ただし、無料で用意されているエフェクトの数は少なく、追加する場合にはインストア課金という形式になっているので、気に入れば、ということで。
【関連記事】
iRig対抗のiPad用ギターコネクタ、AMPKIT LiNKを使ってみた

【編集部おすすめの購入サイト】
楽天市場で DTM・デジタルレコーディングを見るAmazon で DTM 関連の商品を見る
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます