基本動詞を活用しよう
英語の単語やフレーズを覚えていくうちに、「getの使い方がいま一つよくわからない」「have の意味は"持つ"だけじゃないの?」といったように、「基本動詞のカベ」にぶつかるかもしれません。get up(起きる)、hold on(待つ)などといった慣用句は、日本人にとって英語がとっつきにくいものになる理由の一つですね。でも、実はgetやhave、holdといった基本動詞は使いこなすことさえできれば、英語を話すのがずっとラクになってくるのです。
まずgetですが、getを使った表現には、次のようなものがあります。
- get back(戻る)
- get off(<乗り物から>降りる)
- get out(出る)
- get over(乗り越える)
こうして並べてみると、何か共通点に気づかないでしょうか? そう、getを使った表現には、getの後に来るもの(back、off、out、overなど)といった状態に「なる」ということを意味しているのです。getの後の言葉の意味さえ理解できれば、getの表現を使いこなすのは、そう難しいことではありません。
haveでは、例えばこんな言い方があります。
- have a good time(楽しい時間を過ごす)
- have fun(楽しむ)
- have a chance(チャンスがある)
- have lunch(昼食を取る)
いかがでしょうか。haveの場合、have以下のことが「自分のところにある」という状況を指します。そう解釈すれば、「haveは"持つ"なのに、なぜhave lunch?」などと悩む必要はありません。lunchが自分のところにあるのですから、意味はすなわち「昼食を取る、食べる」になるのです。
では、こうしてインプットしていった言葉をどのように定着させていけばいいか、次ページでお教えします。