セクシュアルマイノリティ・同性愛/ゲイライフ

「洋上の楽園」ゲイクルーズをレポート!(1)(6ページ目)

10月後半にダンナといっしょに参加した7泊8日のゲイクルーズのレポートをお届けします。誰もが自分らしくいられて、最高に素敵な時間を過ごせて、世界中のゲイたちと友達になれる…夢のような、本当に素晴らしい1週間でした。ダンナにとってはたぶん一生に一度の忘れられない体験になったはずです。

後藤 純一

執筆者:後藤 純一

同性愛ガイド

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3日目「天国のようなビーチ」

カボ・サン・ルーカス

見づらいですが…岩場にアシカがいます!

サンディエゴを出発して以来、ずっと洋上で過ごしていました(移動日でした)が、昼頃、ついに陸地が見えてきました。最初の寄港地、カボ・サン・ルーカス(サン・ルーカス岬)です。ここは、1250kmもあるメキシコ西海岸の細長い半島(正直、僕はユカタン半島だと思ってましたが、正解はバハ・カリフォルニア半島)のいちばん先端にある小さなリゾート・タウンです。巨大なクルーズ船は町の港へは着けず、沖合からシャトル船に乗って町に降り立ちました。

カボ・サン・ルーカス

ラバーズ・ビーチ。白い岩の間に砂浜があり、砂浜は太平洋側にもつながっています。一度行ったら忘れられない、本当に美しいビーチです

カボ・サン・ルーカスのいちばんの見どころは、映画『猿の惑星』のラストシーン(砂浜に自由の女神の上半身が現れるというアレです)のロケ地として有名なラバーズ・ビーチ。タクシーボートに乗り、左手にクルーズ船が停泊しているのを見ながら進んでいくと、ラバーズビーチが見えてきました。が、ボートはさらに奥に進んで行きます。そこの岩場にはなんと、野生のアシカがいて、思わず歓声をあげました。ビーチは幅60mほどで、両脇を真っ白な岩にはさまれています。実際に行って感じてほしいのですが、本当に天国のような場所でした。

町に戻り、船に帰る前に「Senor Frog's」というオープンカフェに立ち寄ってコロナビールで乾杯。この店にはピエロがいたり、店員さんがダンスを披露したり、テキーラを飲ませて頭をガンガン振ったりするアトラクションをやってたり、イカニモ観光地っぽい所ではあるのですが、飽きずに楽しめて、いい店だと思います。

パーティ

80年代風コスプレをしたロス&ラスティン。本当に楽しそう!

海に行ってけっこう疲れたので、部屋に戻って休み、夜のパーティへ。今夜のパーティのテーマは「80's」。マドンナとかa~haとか80年代のヒット曲がガンガンかかる感じで、けっこう年配の方もたくさん参加していました。ロス&ラスティンも80年代風ロッカーのコスプレをしていて、ものすごく楽しそうでした(写真右)。二人はつきあって32年だそうですが、なかよく手をつないで部屋に帰っていく姿を見て、ちょっとジーンときました。

(次回につづきます)
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