パット練習アプリ「iPing」
パッティングの練習器具は、ストロークを整える意図を持ったものが多いですが、パターマットにも工夫を凝らしたものが見受けられます。最近、人気の高いのは、以前の記事でも紹介した「バーディーマン リターン」や「リバウンドパターマット」のように、電動やウレタン性マットの跳ね返りを利用することで、打ったボールを足元まで戻してくれる機能を持ったものです。
下りのパット並みの距離感を練習できる「高速パターパット」や高級感のある「ツアーリンクス」も人気を集めています。
パット練習の変わり種は、今話題の「iPING」です。
「iPING」は、iPhone4またはiPod Touch(第4世代)を使ってパッティングストロークを分析し、最適パターを選ぶ参考にしたり、パターの上達を目指すアプリケーションです。
iTuneストアで販売しているアプリは、なんと無料。パターに取り付けるためのアタッチメント「クレードル」の購入が必要です。これは、3,780円です。
「iPing」は、パターの重要な要素である「ストロークタイプ」、「インパクトフェース角」、「ストロークテンポ」の安定性を測定。パターハンディキャップを算出させます。
測定後は、結果を表示。そのデータをツアープロと比較することが出来ます。ひとつの項目を繰り返し行う「練習モード」も搭載。
以前の記事「オデッセイパットラボで体験!パター選び」http://allabout.co.jp/gm/gc/213262/ で紹介したパッティング測定システム「SAM パットラボ」の携帯版といったところです。
赤外線センサーで計測する「SAM パットラボ」に比べると、iPhoneの加速度センサーではやや心もとない気もしますが、なんといっても低価格で手軽にできるメリットは計り知れないものがあります。
ピンでは、最新モデル「アンサー」パターに6種類のそれぞれ性格の異なるパターをラインナップしています。「iPING」で得た計測結果をもとに、その中から自分のストロークタイプにより適したパターを選ぶことが出来るようになっているわけです。
これまで、パターの選び方と言えば、「流行っている」、「プロが使用している」、「デザインが気に入った」、「パターマットで良く入った」といったものが大半。この、計測からパター選択という流れは、これまでにない新しいパター選びとして画期的だと思います。他のメーカーが、果たして追随できるのか気になるところです。
ゴルフの世界でも様々なテクノロジーやアイディアが登場し、ゴルファーのレベルアップに貢献しています。自分に合ったものを取り入れることが、現代のゴルファーの新しい練習法といえるのではと思います。
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