絵本/絵本専門店

児童書もおまかせ!絵本の店・星の子(大田区)(2ページ目)

東京大田区の閑静な住宅街にある「絵本の店・星の子」は、遠方からわざわざ足を運ぶほど熱烈なファンがいる、子どもの本の専門店です。そんなお店の魅力を品揃え・子どもの本への想い・イベントの3点からお伝えします。

執筆者:大橋 悦子

子どもたちの豊かな育ちのために選ばれた絵本

「絵本の店・星の子」の店内

店内には、店主の考える優れた絵本の条件をクリアした絵本が並びます


お店に入るとすぐに、絵本の店・星の子ならではの「絵本のラインナップ」に驚かされます。絵本棚には、高橋さんが厳選した優れた絵本がたくさん並べられているのですが、そこからは、決してお客さんに媚びることのない1本筋の通った絵本選びの基準を見てとることができます。

『りんごのえほん』表紙

星の子店内に並んでいた絵本『りんごのえほん』

その基準とは、子どもたちの豊かな育ちを支える絵本が選ばれているということ。例えば、店内写真をご覧いただくと、りんごの精がりんごの木の一生を紹介するスウェーデンの絵本『りんごのえほん』がありますね。また、『長くつ下のピッピ』でおなじみのアストリッド・リンドグレーンの絵本『ぼくもおにいちゃんになりたいな』が恥ずかしそうに(?)隠れて棚に並んでいます。

どちらも、一見地味だけれど、命あるものや子どもたちへの愛情にあふれた作品で、子どもたちの心の栄養となることを期待できる絵本です。

さらに、お店で扱われている児童書の質と量を見て、ガイドはもう1度驚かされました。最近一般の書店では、児童書の取り扱いが少なくなる傾向があり、児童書を自分の目で見てその場で選ぶことが難しくなりつつあります。「星の子」では、店内のほぼ半数が、厳選された児童書です。しかも、それらは、いずれ劣らぬ名作揃いですから、お子さんの「こんな本が読みたい!」にその場で応えることができそうです。

星の子には、赤ちゃん絵本から、中学・高校生向けの児童書まで、子どもたちの年齢に合わせて読み継いで欲しい作品があふれています。


>> 次は、もっと知りたい!「絵本の店・星の子」のこと

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