絵本/絵本専門店

児童書もおまかせ!絵本の店・星の子(大田区)(3ページ目)

東京大田区の閑静な住宅街にある「絵本の店・星の子」は、遠方からわざわざ足を運ぶほど熱烈なファンがいる、子どもの本の専門店です。そんなお店の魅力を品揃え・子どもの本への想い・イベントの3点からお伝えします。

執筆者:大橋 悦子

もっと知りたい!「絵本の店・星の子」のこと

「絵本の店・星の子」について、お店を主宰する高橋清美さんにお話を伺いました。

「絵本の店・星の子」店主の高橋清美さん

優しい笑顔が印象的な店主の高橋清美さん

ガイド
「星の子」というのはロマンティックな店名ですね。なぜ、この名前を付けたのですか?

高橋さん

星の子というのは宇宙の塵のことです。小さな星の塵が集まって、やがて大きな星になるという話に感動し、店の名前にすることにしました。

ガイド
お店の屋上に星見台があるのは、そのためですか?

高橋さん

星見台は主人の趣味によるものです。以前はこれを利用して、お店で星を見る会なども開いていましたが、現在は設備を那須に移してしまいました。

ガイド
お店に並ぶ絵本からは、確固たる絵本選びの基準があるように感じられましたが、お店の絵本はどのような基準で選んでいますか?

高橋さん

まずは、絵がお話を語っている作品であること、子どもの探究心を刺激する内容であること、お話に具体性があり子どもにおもねっていないこと、などを基準にしています。そして、読者がどんなに幼くても、1人の人間として真摯に向き合い、精魂こめて作られたと思われる作品を選んでいます。あとは、そうですね……ごんぎつねのようなセンチメンタルな絵本は置いていませんね。

ガイド
そういったお店の姿勢が熱烈なファンを獲得することにつながっているのですね?

高橋さん

お客様の中には、ホームページを見て遠くからお越しくださる方もたくさんいらっしゃいます。また、「この店の絵本なら……」と、店を信頼して絵本をお買い求めいただくこともありますね。絵本のことばかりではありませんが、私自身もお客様から学ぶことがたくさんありました。「星の子」は、お客様のおかげで今があると、感謝しています。

ガイド

お客様がお店を育てて下さるというのは、嬉しいことですね。でも、反対に、「星の子」さんでは、お店がお客様を育てているという側面もあると思います。お店にいらしたお客様の様子や高橋さんとのやりとりを拝見していると、こちらでは、お客様とお店の双方が刺激や学びを与え合える良い関係が生まれているのだなあと感じます。


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