ライフの2011年新作は機能派揃い(2ページ目)

「チット スケッチ」

今回のライフ新作には、「機能派」というものがあると触れたが、中でもこの「チットスケッチ」は、その機能派振りはダントツだと思う。

B5横位置サイズの表紙をめくると、基本方眼紙面になっている。よくよくその紙面を見てみると、うっすらとモヤがかかったようになっている。方眼紙面の上には、タイプライター用紙と呼ばれる薄く半透明の紙が綴じ込まれている。
この紙はエアメール便箋にも使われているものだという。全ての方眼ページの間に綴じ込まれている。このノートをどのように使うといいのだろうか。

たとえば、写真や図面を貼り込み、その注釈をタイプライター用紙の上から書き込んでいく。半透明な紙なので、下の写真などもしっかりと見える。色々なアイデアをシミュレーションする時に役立ちそうだ。
このタイプ用紙は、職人さんにより一枚一枚手差しで綴じ込まれているという。あまりにも薄い紙なので、機械ではうまく取ることができないそうだ。

手作業を得意とするライフの加工先さんでも、これができるところは少なく、一社だけこの手間のかかる作業を引き受けてくれるところがあり、商品化にこぎ着けることができたという。

ステノグラファー

「 STENOGRAPH（ステノグラフ）」ノートとは、そもそも速記ノートのことだ。縦位置のリング綴じで、紙面は基本横罫線になっていて、中央に1本だけ縦線が入っているという特殊な紙面。

今回の「ステノグラファー」では、この速記ノートをもっと一般の人にも使ってもらいやすいように少し小さめの A 5サイズにし、先程の特徴的な縦線があるもの、それがない横罫線のみ、そして方眼タイプのものも揃えている。

センター罫入りの表紙には「 GREG 」と中央にある。これは速記ノートを初めて開発した方の名前であるという。
会議や商談のメモなど、さながら速記者のように素早く書きとめなくてはならないシーンは結構多い。そんな時に頼りになるノートだ。

まだまだあるライフ2011年新作

【関連リンク】
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