ライフundefined新作発表フェア2011

東京をスタートに、大阪、博多、北海道でも開催されたライフ2011新作発表会

すっかり毎年の恒例となっているライフの新作発表会。今年も9月東京有楽町で開催された。これまでのライフの新作と言えば、たとえば「ノーブルーノート」に代表されるように、新製品なのにどこか懐かしさも感じられるものが多い。それは、昔に販売していたライフの商品デザインをベースにして、少しだけ手を加えているものが多いため。しかしながら、ただ古めかしいということではなく、そこには新しさというものも見え隠れしている。それが、ライフのここ数年の世界観になっているようにも思う。

今回の新作もやはりそういう懐かしいテイストがしっかりと盛り込まれている。しかし、今回のものからは、それだけではなく、もう一つのキーワードを個人的に感じた。それは、「機能派」という一面も併せ持っている点。

「活版ノート」

ライフundefined活版ノート

「活版ノート」B 5横罫、方眼 各473円。 A5横罫、方眼 各420円。背の中ミシン綴じも味わい深い

ライフらしいシンプルな顔をした表紙のこちらは、大学ノートでよく見かける毛織りタイプになっている。それなのに、よくある大学ノートっぽさというものがあまり感じられない。それは背の黒いクロスがないためだ。それだけで、こうも印象が変わるものかと少々驚いた。

商品名にもあるように、この表紙そして中の紙面も活版印刷で作られている。特に、表紙の「LIFE KAPPAN NOTE」のロゴは活版らしさがタップリで、裏面から見るとわずかに凹凸があるのがわかる。サイズば B5と A5の2サイズ。茶色の表紙が5ミリ方眼、グレーの表紙は横罫線となっている。
ライフundefined活版ノート

各サイズとも、方眼と横罫線紙面がある

いずれの罫もセピア色をしている。昔の紙製品ではよく使われていたというが、改めて見ると新鮮な印象がある。この「活版ノート」で「機能派」を感じさせるのが方眼紙面。各ページの上下に余白が設けられている。

一般の方眼紙面は全面に方眼が敷き詰められている。余白があることで、方眼に図やイラストなどを描き込んで、そのコメントや注釈などを余白に書き込めるようになる。考えてみると、横罫線ノートには上下に余白があるので、その紙面スタイルを取り入れたものとも言えなくもない。

この「活版ノート」をはじめ、今回の新作には活版印刷がいたるところで使われている。ライフでは、活版の良さを見直し、自らの商品にたくさん採用することで活版職人さんの技を途絶えさせたくないという想いがある。

「デュエット ノート」

ライフundefinedデュエットノート

「デュエットノート」方眼&横罫線 578円。方眼&無地 578円

こちらもまた、クラシカルな雰囲気タップリの顔立ち。その表紙もさることながら、目にして気づかされるのは、そのサイズ。

ノートにしては珍しく、やや正方形に近い。サイズとしてはB5変形。変形と言っても、実は昔からこのサイズは使われていたものだという。それは、のし紙のサイズ。その「本中版(ほんちゅうばん)」にあたるという。商品名に「デュエット」となっているのは、中の紙面が2種類で構成されているため。茶色の表紙は紙面の左側が方眼、そして右側が横罫。この紙面構成が全ページにわたっている。
ライフundefinedデュエットノート

左側の紙面が5mm方眼で、右側が7mmの横罫線になっている

ベージュの表紙の方は左に方眼、右に無地といった構成。
ライフundefinedデュエットノート

こちらは、右側が無地紙面

ノートに書くときは1ページ単位で使うものだが、この「デュエットノート」では見開き2ページを1ページととらえ大胆に書いていくスタイルが似合うと思う。左の方眼には図面やスケッチを描き、その解説やディテールを右側に書き込んでいくといった具合に。ノートの使い方に、これまで以上に広がりが生まれそうだ。


次のページでは、機能性抜群のノートを紹介する。